ガガガ文庫<br> ミドルノートにさよなら

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ガガガ文庫
ミドルノートにさよなら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094532593
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

その純愛さえも、歪む。

これは、誰がための試練なのですか。

勝ち気で誰よりも『女の子であること』に真摯な少女、九重彩音。
気弱だけど少し意固地な少女、桜庭真白。
ふたりは、ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で密かに想いを育んでいた。

彩音は真白の声を、真白は彩音の香りを、一番に愛していた。
ふたりの世界にはふたりしかいなかった、他の誰もいらなかった。

真白は天性の歌声を持ち、彩音は真白の為にアコースティックギターで音を紡ぐ。
揃いの香水を纏って、ストリートライブをおこなうふたり。
その日も、いつも通りに終えて、いつも通りに学院に帰るはずだったのに。

真白が倒れた。
告げられる無慈悲は、一体誰が望んだのか。

「〝特発性性転換現象〟」
「桜庭真白さんは遠からず、生物学的な男性になるんです」

世界は変わる。
変わりたくないと願う想いすら、逃れ得ぬ渦に巻き込んで。

その純愛さえも、歪む。


【目次】

内容説明

主よ。これは、誰がための試練なのですか―。勝ち気で誰よりも“女の子であること”に真摯な少女、九重彩音。気弱だけど少し意固地な少女、桜庭真白。ふたりは、ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で密かに想いを育んでいた。彩音は真白の声を、真白は彩音の香りを、一番に愛していた。ふたりの世界にはふたりしかいなかった、他の誰もいらなかった。ある日、真白が倒れた。医者から告げられる無慈悲は【特発性性転換現象】。真白は遠からず、生物学的な男性に変わる。ここから二人の世界は変わる。その純愛さえも、歪む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

和尚

28
誰よりも女の子に真摯な彩音と、自己主張が苦手だがマイペースは譲れない真白。 女学院に通う二人の淡い純愛は、ある日突然「“特発性性転換現象”」 によって歪み。そして、変わる世界と変わらないもの、それぞれの葛藤と、色んなものが詰め込まれながら最後のシーンへと力強く収束していく物語でした。2025/09/03

よっち

24
勝ち気で誰よりも『女の子であること』に真摯な九重彩音と、気弱だけど少し意固地な桜庭真白。他に誰もいらなかった2人の関係に試練が訪れる青春小説。ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で周囲を寄せ付けず、密かに想いを育んでいた2人の関係に波紋を投げかけずにはいられない、真白が直面する思ってもみなかった事態。2人の尊い関係を見守ってきた周囲の人たちの協力を得て変わろうとする真白、そしてずっと見守ってきた彩音の葛藤と心からの叫びがあって、紆余曲折の末に共に過ごしてきた2人が見出した結末がとても素敵な物語でした。2025/08/20

わたー

21
★★★★★面白かった。愛と性について真摯に描いた良作だと思う。ミッション系の中高一貫の女子校に通う真白と彩音。密やかに愛を紡いできた二人だったが、真白が突発性性転換現象によって、遠くない未来に身体が完全に男性にシフトしていくことがわかり…と始まる物語。たとえ彼女の好きだったところが全て失われてしまっても、それでも彼女のことを好きでいられるのか。中盤まではあるキャラの行動に違和感というか、腑に落ちない感じが常に付きまとっていたのだが、この作品の核心とも呼べるカミングアウトを経てみてみればなるほど納得。2025/09/17

まっさん

17
★☆ 主よ。これは、誰がための試練なのですかー。 勝気で誰より女の子である事に真摯な少女・九重彩音。気弱だけど少し意固地な少女・桜庭真白。二人はミッション系中高一貫校である清葉女学院の片隅でひっそりと愛を育んでいた。そう、ある日真白が特発性性転換現象、つまり生物学的な男性へと変容する試練を迎えるまでは。ここから二人の世界は変わる。深く絡み合ったそれは、着実に歪なものへと変化していって… 周りの評判がかなり高かった今作ですが、結論からいうと私はあまり刺さらなかった作品でした。要因は色々あったかと思い→2025/09/19

れっちん

13
【特発性性転換現象】 性別が変わる突発性の病。 変わりゆくもの。 覆される価値観、揺らぐ世界。 けれど、変わらぬものも確かにある。 静かにして、ひどく重い。 一つひとつの想いが胸に降り積もり、 その重みは、やがて真摯な痛みとなって心へと届いてくる。 読み終えたとき、深い疲労とともに残るのは、 歪でありながらも、真実に触れた純愛の記憶。 静謐で、力強い物語だった。2025/09/17

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