ガガガ文庫<br> サクチシノニエ―異端の儀式

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ガガガ文庫
サクチシノニエ―異端の儀式

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094532548
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ようこそ、血と肉片にまみれた佐口?村へ

川上縫は、毎晩のようにある少女の夢を見る。
現実では会ったことのない、その少女の名前は「芽璃」といった――
高校生にして天涯孤独の身となった縫は、生前の父の友人が営む児童養護施設に入るため茨城県の佐口?村にやって来る。
縫は同い年の女子高生・水谷緒途を始めとした、五人の子供たちとの同居生活を始め、次第に新しい生活に慣れていく。
そんなある日、縫は村人たちが古くから信仰している神、「サクチシサマ」を祀る神社へ行く。そこで彼は、何度も夢で見た少女「芽璃」と出会う。
夢が浸食してきたかのような現実に当惑する縫に、芽璃はかつて佐口?村で起きた事件について語る。
実は佐口?村では、これまでに三件の怪死事件が起きていた。
第一の事件は四つの溺死体が蝋化し、"連結"されて発見されたというもので、第二、第三の事件は、それよりも凄惨でおぞましいものだった。
そしてこの残酷な事件は、今年も起きるのだと芽璃は予言した。
芽璃と出会った日から、縫の日常は狂気に呑み込まれていく――
連続怪死事件、宗教、夢、縫自身の失われた記憶が複雑な繋がりを見せ始めた頃、村の神、サクチシサマを祀る土着的な儀式が始まった。


【目次】

内容説明

高校生にして天涯孤独の身となった川上縫は、児童養護施設に入るため佐口漸村にやって来る。そこで彼は、何度も夢で見た少女「芽璃」と出会う。夢が浸食してきたかのような現実に当惑する縫に、芽璃はかつて佐口漸村で起きた事件について語る。この村ではこれまでに三件の怪死事件が起きていた。第一の事件は四つの溺死体が蝋化し“連結”されて発見されたというもので、第二、第三の事件は、それよりも凄惨なものだった。そしてこの残酷な事件は、今年も起きるのだと芽璃は予言した。この日から、縫の日常は狂気に呑み込まれていく。

著者等紹介

中西鼎[ナカニシカナエ]
1992年生まれ。コミック原作も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
高校生にして天涯孤独の身となった川上縫。生前の父の友人が営む児童養護施設に入るため茨城県の佐口澌村にやって来て直面する惨劇の物語。両親や育ての親を失い、同い年の女子高生・水谷緒途を始めとした、五人の子供たちとの施設での同居生活を始め、次第に新しい生活に慣れていった縫が、「サクチシサマ」を祀る神社で出会った何度も夢で見た少女・芽璃。彼女が語る3件の怪死事件、そして彼女の予言通りに縫の身の回りで再び起きる残酷な事件があって、宗教、夢、縫自身の失われた記憶が複雑な繋がった先に待っていたその結末は衝撃的でした…。2025/08/21

CPT

11
あまりに邪悪で醜悪な作品。”読みたい”という直感が見事に的中。あとがきを読んで納得。全体に散りばめられた”あの感じ”は確かに好きだよ……と自己嫌悪。貪るように読んでしまった中西鼎さんの3冊目2025/08/22

真白優樹

10
保護者の立て続けの死から、父の友人を頼り茨城の田舎の村に引っ越した少年が、惨劇に巻き込まれていく物語。―――異端と禁忌、醜悪の先に待つのは破滅。 凄惨な三つの未解決事件、そして少年の周りで起きていく新たな事件。その事件が少年の過去と繋がり始めて惨劇、そして世界の破滅への扉が開いていく物語であり、正に邪悪で醜悪、何処にも救いがない地獄が展開する、衝撃的な物語である。堕ち往く事を選んで堕ちた先、その先に始まる地獄絵図。誰も幸せにならぬ、それでも最後は幸せで終われたのか。 うん、怖くて面白かった。2025/08/22

椎名

7
あの時代の空気感だ、と嬉しくなっていたらあとがきで執筆中にLeafの雫をプレイしたと書いてあって大声上げてしまった。そうなんですよね。間違いなく伝記ホラーなのだが、電波作品に分類されるとはいえ純愛ものと呼びたい気持ちが抑えられない。どこまでも露悪的であり、それでいて描かれるのはその上で生きていくために必要な救済だ。気分が悪くなった、という人と、救われたしこれが好きだ、という人にハッキリ二分されると思う。よく刊行できたな…とこの作者の作品で毎回言わされている気がする。挿絵がしおんさんなのもバッチリ合ってる。2025/08/25

MoriTomo

6
天涯孤独の主人公が父の友人の養護施設がある村で惨劇に直面する物語で、読み進めるほど心身にダメージを与えてくる衝撃作でした。 カルトや猟奇的な要素、残酷な事件の数々に「よくこの構想で組めたな」と思わされ、自分も吐き気を伴う精神的ダメージを受けました。 グロ描写は苦手ですが、この手の作品ならではの面白さもあり、ヒロインの恐ろしさと堕ちていく主人公の心情が印象的でした。 結末も衝撃的で、著者の過去作を読んでいれば予想できる部分はあるものの、実際に読んでこそ精神ダメージを体感してほしい作品です。2025/08/24

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