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出版社内容情報
嘘が嫉妬を呼び起こす、学園青春探偵物語
「私、この夏のテーマを決めているの」
蛇谷さんは、そのあとにこう続けた。
「あなたーー野水のことを知る」
蛇谷カンナ。
黙っていれば怖ろしいほどの美人で、口を開けばもっと怖ろしい、嫉妬の権化のような僕の先輩。
惨めな人、馬鹿な人、自分より下な人、嫌われ者、そんな「悪者」のいる謎を暴く女。
先輩としては残念すぎる蛇谷さんだけれど、僕は彼女を嫌えないどころか、可愛いとすら思ってしまっている。重症すぎる。
謎の自撮りを送ってくる蛇谷さん、浴衣で笑いかけてくる蛇谷さん、水着で恥ずかしがる蛇谷さん……彼女が僕のことを知るように、僕も蛇谷さんを知っていく、そんな夏休みはーーでも、楽しいだけでは終われない。
強い日差しが作る影のように、僕らは様々な謎や犯人、そして思い出したくもない苦い思い出に向かい合う。
後輩たちと消えたノートの謎、夏祭りに生じた開かずの扉の謎、合宿の海辺で突きつけられた僕の過去に関する謎。そして幼馴染みと、僕を傷つけた彼女にも。
どうしようもない「悪意」や「謎」に立ち向かう蛇谷さんの動機はやっぱり「嫉妬」なのだけれど、それは嘘がつけない僕のためでもあって、だから蛇谷さんには、言えない。
僕がーー蛇谷さんに、「嘘」をついてしまったなんて。
嘘が嫉妬を呼び起こす、学園青春""探偵""物語。
内容説明
「私、この夏のテーマを決めているの」蛇谷カンナ。黙っていれば怖ろしい美人で、口を開けばもっと怖い、嫉妬の権化のような僕の先輩。でも僕は彼女を嫌えない。それどころか、可愛いとすら思ってしまっている。重症だ。そんな蛇谷さんとの楽しい夏休みにも、事件は起こる。どうしようもない「悪意」や「謎」に立ち向かう蛇谷さんの動機はやっぱり「嫉妬」なのだけれど、それは嘘がつけない僕のためでもあって…だから蛇谷さんには、言えない。僕が―「嘘」をついてしまったなんて。“嘘”が嫉妬を呼び起こす、学園青春“探偵”物語。
感想・レビュー
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