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出版社内容情報
ドスケベ催眠アプリ事件、勃発!!
「やあやあ沙慈くーん! 水連お姉さんが来たーっ!」
――甕川水連。スクールカウンセラーにして、真友に協力するドスケベ催眠サポーター。そして、サジの幼少期を知るお姉さん。
水連との再会からほどなく、校内でドスケベ催眠アプリを使った辻ドスケベ催眠事件が起こる。真友に巻き込まれるかたちで事態収拾に動き出すサジだったが、あくが強い生徒会の面々、バカすぎる同級生など、容疑者は多数。
はたしてサジは、真友の“ビショ濡れ衣”をはらすことはできるのか――?
ネタで終わらせない人情系ドスケベ催眠コメディ、第2幕!
内容説明
「やあやあ沙慈くーん!水連お姉さんが来たーっ!」―甕川水連。スクールカウンセラーにして、真友に協力するドスケベ催眠サポーター。そして、サジの幼少期を知るお姉さん。水連との再会からほどなく、校内でドスケベ催眠アプリを使った辻ドスケベ催眠事件が起こる。真友に巻き込まれるかたちで事態収拾に動き出すサジだったが、あくが強い生徒会の面々、バカすぎる同級生など、容疑者は多数。はたしてサジは、真友の“ビショ濡れ衣”をはらすことはできるのか―?ネタで終わらせない人情系ドスケベ催眠コメディ、第2幕!
著者等紹介
桂嶋エイダ[ケイシマエイダ]
ライトノベル作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
サジの幼少期を知り、スクールカウンセラーとして真友に協力するサポーターの甕川水連。彼女との再会からほどなくして校内で辻ドスケベ催眠事件が起こる第2弾。以前の事件を思い出してしまう状況下で、真友のビショ濡れ衣を晴らすべく事態収拾に動き出すサジ。あくが強い生徒会の面々、バカすぎる同級生など容疑者が多数いる中で見出された思わぬ犯人。しかしそれで事件解決としていいのか、真犯人は他にいるのではないかと探り続けたサジが辿り着くドスケベ催眠術に対する何とも複雑な思いがあって、しっかりと向き合った結末は悪くなかったです。2024/03/15
真白優樹
13
スクールカウンセラーとしてやってきた初恋のお姉さん、水連と再会する中、辻ドスケベ事件が起きる今巻。―――例え歪んでいたとしても、そこにある思いは。 辻ドスケベ事件にて真友が犯人として疑われ、解決のために奔走する、ミステリ色が強めな巻であり、催眠が解けた事で少しずつ性格が変わりだした沙慈の活躍が光っている、より深く面白い巻である。一つ事件を解決し、それぞれにいい事があって。果たしてこの先どんなドスケベが起きるのか。そして沙慈たちはどこへ進むのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2024/04/09
羊山羊
11
魅力的な悪女といい、主人公佐治とヒロインのある種の ドライな関係性といい、文脈が完全にハードボイルド。ややドメスティックではあるが、いじめや更生の問題を真っ向から取り扱う、社会問題への真摯な姿勢と、事件の謎解きではなくて、事件から来る社会への問題提起と解決そのものに重点を置く姿勢が尚のこと本著をハードボイルドらしくみせるのかな、と思わせる。事件の解決に向けて懸命に悩む佐治の優しさを見ていると、どことなくロバート・B・パーカーを思い出すのだ。→2024/06/10
ほたる
10
見立て殺人的なことが起きる犯人当てもどきが始まって笑ってしまった。今回もネタ自体はシモのことなのでひどいのだけど、なぜ最後は上手いこと人間関係を綺麗に描けるのか不思議で仕方がない。その身に背負わされたレッテルを解いていく過程が面白いよなと思う。2024/05/02
FlyingSheep01
8
ドスケベ催眠術師の子と、ドスケベ催眠術師の弟子が織りなす青春ラノベの第二巻。二巻目まで来て、タイトルと違って全然エッチじゃなかったとか言ってるやつぁ居ねぇよなぁ!? 青春ものなんです。それも上質な。今回は幼馴染のお姉さん水連と、落第間際の同級生黒山未代を中心に据えて、そこに謎の辻催眠アプリ事件が起きて――という内容。佐治の過去を知る(あるいは過去からの呪いそのものである)水連を通して佐治の成長が書かれた事が好感触。第一巻で、最後にモヤっとした真友のフォローも描かれて個人的に大満足でした。次も楽しみにしたい2024/08/01