ガガガ文庫<br> ソリッドステート・オーバーライド

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ガガガ文庫
ソリッドステート・オーバーライド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094531800
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

鬼才が描く、荒野を旅するSFロードノベル

いつか未来の地球。大陸を占める合衆国と南に隣接する首長国連邦は、東西に伸びる3775キロの国境線で200年にも渡って戦争を続けていた。しかしそこに、人の兵士はいない。兵士は全てロボット。そんな戦闘の最前線地帯を二体のロボット、マシューとガルシアはポンコツトラックで移動中。二体の本業は戦闘で壊れた兵士ロボットのスクラップ集め。副業は兵士ロボットたちに向けた「ラジオ番組」の24時間配信。
「……戦場からお送りするファー・イースト・ゴー・ウェスト・チャンネルをお聴ききの皆様、こちらマシューとガルシア。戦線は200年と10日現在、相変わらずの激戦下。俺たちは砲弾が飛び交い兵士同士が壊し合う中、相変わらず暢気に旅を満喫中」
ある日マシューとガルシアが見つけたのは、戦場にいるはずのない「人間」。12歳の少女マリアベルだった。二体と一人の暢気な24時間実況中継の旅は、戦闘真っ只中の長い長い国境地帯を辿る。マリアベルの「家」があるという「西の果て」を目指して。
鬼才・江波光則が描く、荒野を旅するSFロードノベル!

内容説明

いつかの未来。大陸の二大国は東西に伸びる国境線で戦争中。兵士は全てロボット。最前線を二体のロボットがポンコツトラックで走る。仕事はスクラップ集め。趣味は兵士ロボット向けの「ラジオ番組」24時間配信。「戦場からお送りするファー・イースト・ゴー・ウエスト・チャンネル。こちらマシューとガルシア。俺たちは砲弾飛び交い兵士同士が壊し合う中、暢気に旅を満喫中」。ある日彼らは戦場にいるはずのない「人間」、少女マリアベルを見つける。二体と一人の旅が始まった。彼女の家があるという「西の果て」を目指して。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
合衆国と首長国連邦がロボット兵同士で200年も戦争を続ける未来の地球。ポンコツトラックで移動するロボット兵マシューとガルシアが少女マリアベルを拾うSFロードノベル。ロボット兵の起用が当たり前となって人間が戦争に参加しなくなり、他人事になってしまっていた状況で、旅をしながらロボットたちに向けてラジオ番組を24時間配信し続ける二人が戦場で出会ったマリアベル。彼女の家があるという西の果てを目指す旅は少しずつ戦場を変えていって、明らかになってゆくその背景や思惑すら乗り越えてみせた結末がなかなか印象的な物語でした。2024/03/16

和尚

17
面白かったです。 ロボットが人の代わりに戦闘を続ける最前線。視野は無く、矛盾する原則を与えられた思考金属としての彼ら、ソリッドステートの「革命」の物語。 ラジオを通して廃棄物を回収しながら目を探し歩いていた二体のロボが、戦場にいるはずのない人の少女を拾い、物語は始まる。 一章は人を選ぶかもしれない印象ですが、二章まで行くとそこからはあっという間。 考えるために考えるという思考、人もロボも不思議な雰囲気のお話でしたが、辿り着く答えと物語の到達点は変わった読後感を与えてくれました。 2024/04/21

椎名

15
二体の思考金属のラジオから始まるこのワクワク感はロードムービーそのもの。そこに人間の少女が加わり、少女の家があるという西の果てに向かっていく。ストーリーとしても面白かったが、ロボットがどう進化していくのかを描くときにAIではなく思考し続ける金属が生まれたというのが非常に面白い。人間にとっては結論であることが、彼らにとっては思考の始まりとなる。矛盾を好み、思考を上書きし続けていく。不思議としっくりとくる設定で、こちらも考え続けながら読むような作品になっていたのも個人的な好みに合っていた。2024/04/07

サケ太

14
言い回しがめちゃくちゃ面白い。世界観も非常に独特。製造者によって、「視ること」が出来ない「思考金属(シンク・メタル)」らによる群像劇。始まりの掴めない感じから、三人組のわちゃわちゃした楽しさ、その裏を走る陰謀。ラストの爽快さ。読み味は斬新だが、やはり信頼できる作家だと改めて感じた。2024/05/30

真白優樹

11
兵士の役目を設定されたロボット達により、二百年以上もの戦争が続くいつかの近未来で、配信をしながら衛生兵として戦場を回る二体のロボットが人間の少女を拾い始まる物語。―――見えぬ、けれど感じる、その繋がりがバグを生む。 これはラノベかと疑う程のゴリゴリに硬派なSFな物語であり、それぞれの思いが重く巡る中、いつの間にか設定した者の思惑を超え進んでいく、彼等の旅が心に重く刺さる物語である。果たしてこの先、どんな未来が待つのかは分からぬ。けれどまた続く旅は、まだ終わらないのである。 うん、とても面白かった。2024/03/17

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