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出版社内容情報
檸檬の退部危機に、温水は――?
先輩たちが卒業していく、春。
焼塩がこっそりと俺に耳打ちする。
「ぬっくん。あたしとデートしよっか」
……まさか、自分の高校生活にそんなイベントが起こるとは。
竹島水族館での初デート、やっかい娘たちとの攻防。
けど、そのときの俺は分かっていなかった。焼塩の抱えるもの、心の揺らぎ。
そしてまさか、彼女との“退部をかけた”100m一本勝負が待ち受けているなんて――。
大人気負け確ラブコメ、第6弾。――こんがり娘が運ぶ、春の嵐。
内容説明
先輩たちが卒業していく、春。焼塩がこっそりと俺に耳打ちする。「ぬっくん。あたしとデートしよっか」…まさか、自分の高校生活にそんなイベントが起こるとは。竹島水族館での初デート、やっかい娘たちとの攻防。けど、そのときの俺は分かっていなかった。焼塩の抱えるもの、心の揺らぎ。そしてまさか、彼女との“退部をかけた”100m一本勝負が待ち受けているなんて―。大人気負け確ラブコメ、第6弾。―こんがり娘が運ぶ、春の嵐。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
先輩たちが卒業していく春。突然、焼塩檸檬からデートに誘われた温水が、人知れず悩みを抱えていた彼女と退部を賭けて100m走で勝負する第六弾。檸檬との竹島水族館での初デートを当然のように後をつけてくる八奈見たち。悩んでいた檸檬を巡る陸上部の騒動に巻き込まれる中、分かりやすい小鞠に比べて、相変わらず立ち位置のよくわからない八奈見の食い意地っぷりは相変わらずで苦笑いでしたが、悩める人には真摯に向き合う温水を、出番は少なくても存在感は抜群の志喜屋のように気にかけるヒロインは多いですね。新年度でどうなるか続刊に期待。2023/12/15
星野流人
33
月之木先輩と玉木先輩の卒業式。そして物語のメインを張るのは、焼塩との文芸部退部をかけた短距離対決。陸上部との兼部のため出番的には少なくなりがちな焼塩ですが、今回は可愛く着飾ってデートしたり、部活に悩んだりと見せ場たっくさん! 他の負けインほど温水くんへの好意は分かりやすくないですが、友達感覚での距離の詰め方がエグすぎて悶絶モノです。 あと個人的に刺さったのはベビードール姿の志喜屋さんと、スマホ叩き捨てたり棍棒みたいなカメラを構える天愛星さん。天愛星さんの奇行はいつまでも見てられます。2024/01/04
かんけー
29
読了♪表紙は月之木古都先輩(^_^)文芸部先輩元部長の玉木さん達の卒業イベントとぬっくんを巡る恋の鞘当て合戦もいよいよw盛り上がりを魅せる?やっぱし行動派の焼塩が一番手(*^.^*)ぬっくんをデートに誘うが?小毬と八奈見が内情視察とばかりに影分身為らぬ?あちこちに潜む(ー_ー;)wんでも?ぬっくんやっぱし鈍感ラノベ主人公...他にも、天愛星さんとか、色んなヒロインどぎまぎさせても?その変わらぬ信念は流石と♪自分は推しヒロイン志喜屋さんが出てれば満足♡さてさて?2年生編どうなるのか?妹の佳樹にも要注意w→2024/01/18
日坂愛衣
22
第六巻まで進んで、やっと雨森先生が最も得意とするのは物語を語ることではなく、かわいい女の子たちのかわいい瞬間を描写することであり、それにすべてのかわいい女の子たちを一つずつ物語に登場させることだと気づくべきです。だから一旦本当に彼があなたの好みの女の子を書いてしまえば、どんなにありきたりなプロットでもワクワクしながら読むことができます。2023/12/18
真白優樹
16
先輩たちの卒業が迫る中、一緒に帰宅部になろうと言う檸檬と、退部を賭けて陸上で勝負する事となる今巻。―――春の嵐、その中芽生える未満の恋。 和彦が何故好かれるのか、という部分が多めに語られる巻であり、檸檬の心の動きを切っ掛けにして、彼等の関係に少しずつ動きが始まる予感がする巻である。春の嵐、別れの先に待っているのは新たな出会い。果たしてこの先、新学期、新学年にどんなラブコメが待っているのか。次は誰が動いて、その動きがどんなラブコメを生み出していくことになるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2023/12/24