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出版社内容情報
想夜歌のお誕生日を祝おう!!
幼稚園では、保護者参加型の行事が定期的に行われる。親子遠足もその一つだ。両親の代わりにそれぞれ参加した響汰、澄は、子供たちとともに楽しいひとときを過ごす。一見喜んでいるように見える想夜歌だが、響汰は知っていた。大好きな母親と一緒に参加出来ず、とても寂しがっていることを。そんななか、間近に迫った想夜歌のお誕生日会。響汰は母親に参加するよう声を掛けるも、「仕事があるから」と一蹴されてしまう。想夜歌のために、何か出来ないかと悩む響汰。澄にも背中を押され、ある一手を打つ。子育てラブコメ第二弾!
内容説明
幼稚園では、保護者参加型の行事が定期的に行われる。親子遠足もその一つだ。両親の代わりにそれぞれ参加した響汰、澄は、子供たちとともに楽しいひとときを過ごす。一見喜んでいるように見える想夜歌だが、響汰は知っていた。大好きな母親と一緒に参加出来ず、とても寂しがっていることを。そんななか、間近に迫った想夜歌のお誕生日会。響汰は母親に参加するよう声を掛けるも、「仕事があるから」と一蹴されてしまう。想夜歌のために、何か出来ないかと悩む響汰。澄にも背中を押され、ある一手を打つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
幼稚園の親子遠足に両親の代わりに参加した響汰と澄。そして想夜歌のお誕生日会も間近に迫り、響汰が大好きな妹のために何か出来ないかと悩む第ニ弾。保護者参加型の行事で子供たちと楽しいひとときを過ごす二人。昏本家・暁山家両家の家族関係が明らかになる中、大好きな母親と一緒に参加できなくて、想夜歌がとても寂しがっていることに気づいてしまう響汰。親子遠足のために当然のように学校を休む二人には笑いましたが、今回は瑞貴やひかるとの絡みも効いていて、状況を変えるために背中を押してくれた澄とのママ友関係がますます楽しみですね。2022/10/18
まっさん
26
★★★★☆ 個人的に一巻時点では続刊を追うか迷うくらいの満足度でしたが、今巻で一気に満足度を更新してきたなと。 物語はママ友として澄と不思議な縁を結び、日々最愛の妹・想夜歌の為に邁進する響汰。保護者参加型の遠足会に想夜歌の誕生日会と、今回もイベントが目白押し。相変わらずラブコメ要素より家族愛要素が強く、響汰と澄がママ友という関係性を通して仲を深めていく構図をブレずに描き続けてくれた所にはかなり好印象でした。なんちゃってホームドラマではなく、後半ではしっかりと「家族」に焦点を当てた話が描かれたのも尚良か→2023/01/10
わたー
26
★★★★★表紙の想夜歌、可愛すぎだろ。1巻では必要最低限にしか触れられていなかった、主人公の母親にフォーカスした内容。不器用な関わり方しかできなかった彼女と、母親に愛されようと聞き分けのいい「いい子」であろうとする想夜歌のいじらしさが胸に沁みる。息子の育児に干渉しない母親という、味付け次第でプラスにもマイナスにもなる難しい要素を、ここまでハートフルに仕上げてきていたのには感服した。またそれだけでなく、コミカルな描写も健在で、全体的なテイストとしては重すぎないようになっているのもポイント高い。2022/10/20
ぽな
21
想夜歌の笑顔のために母親のいない寂しさを埋めたいと葛藤する響汰の姿を描いた第2巻。あれだけ想夜歌のためを思って行動してもやっぱり親のいない間を埋めるのはなかなか難しいよね。想夜歌のために力及ばず落ち込む響汰に対して今度は澄が支えてくれるのはお約束ながらもいいものだ。澄のおかげもあり覚悟決めて向き合えた響汰は立派!そんな響汰の思いが届いたラストはジーンと来ました。お互いの家族の話も一段落したので次回はいよいよ澄との恋愛模様かな。無自覚ながらも芽が見える澄と今回の影響での響汰の変化が楽しみです(8/10)2022/11/20
rotti619
17
妹と弟の親代わりに面倒を見る2人のママ友ラブコメ第2巻。前半は親子遠足、後半は想夜歌のお誕生日会をみんなで祝うという話がメイン。育児に全く関心を持たない母親を恨む響汰と、ママが大好きなのに気を使って甘えられない想夜歌の為に一肌脱ぐ澄の姿が凛々しかった。想夜歌の響汰へ見せる態度が、子供が本当に心の底から気を許した相手だけに見せる、敢えて邪険にしたり軽い扱いをする姿でいじらしく、非常に好感度が高かった。1巻で色々あったひかるが表紙を飾っているように、2人の良いアシストをしている。打算付きというのが彼女らしい。2022/10/21