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出版社内容情報
雨森 たきび[アマモリ タキビ]
著・文・その他
いみぎむる[イミギムル]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なっぱaaua
71
表紙は小鞠。学祭編。今巻で3人のマケインが揃った。温水くんが優しくて気が回るので本当は全然陰キャじゃないのだよ。この後は温水くんハーレムになるのではとも思わせるくらい、彼の優しさが凄いなと。それは妹ちゃんがいたからできる行動なのか。しかし妹ちゃんのブラコンが凄すぎるのだが。とにかくこの3巻までに全ては揃った。そろそろ温水くんとのラブコメへ突入するのだろう。軽快に温水くんとその仲間たちが動くので安心して読める話でもあって面白い。3人女子が結束して文芸部が盛り上がりつつあるので彼らの行く末を楽しみにしたい。2022/04/21
芳樹
68
負けヒロインの三人目、小毬知花に焦点を当てた今回。失恋したけれど、まだ燻る恋心。学園祭で見せた彼女の純情の発露は激しく、そして彼女の乙女心にはくらくらするほど切なくなりました。さて、温水くんへの負けヒロインたちの応対が少しずつ変わってきたように思います。あと、妹ちゃんのブラコン度合いも加速しているのが楽しい。これから彼を中心とするコメディはどう展開されるのか。続きを楽しみにしています。2022/05/08
こも 旧柏バカ一代
65
温水たちにとって初めての学園祭、ツワブキ祭が近づく10月である。文芸部の展示や部誌、クラスの出し物もあり、準備に追われる日々が続く。小鞠は次期部長に指名されるが、その重圧に押しつぶされそうになる。特に三年生二人の引退が近づく中、小鞠は部の未来を背負う責任を感じ、余裕がなくなってゆく。相変わらず食いしん坊な八奈見は意外な人気を誇り、温水の妹・佳樹のブラコンぶりには笑いがこぼれる。 しかし、苦労する小鞠を温水や友達が協力して助ける展開には、彼らが積み重ねてきた絆を感じさせる。物語は次第に盛り上がる。2024/05/26
ナギ
58
小鞠奮闘す。文化祭を迎えるにあたって部長を引き継ぐ小鞠の心境は……というお話。文化祭に込めたラブレターという表現が良かったですね。八奈見も意味深なストーリーを書いていたり……最終的にはハーレムエンドにならない限りまた負けヒロインが出てしまいそうな展開ですね。トーク画面にあったような勘違いメッセージはズルいけど、良いです。2022/11/12
星野流人
49
いよいよ部長たち3年生の引退が近づく文化祭編。表紙からも分かるとおり、今回は新部長に任命された小鞠がひとり立ちするために頑張る物語です。読んでいて小鞠ちゃんの魅力に完全にやられたというか、めちゃくちゃ可愛いのでは……となりました。温水くんが活躍しているようで活躍していない、でも彼がいなければうまくおさまっていなかったという絶妙な立ち位置がとても良いなと思います。八奈見さんが今回特にキレッキレで、飲食シーンはマシマシ、ギャグもシリアスもレベルの高い立ち回りでとても良かったです。2022/05/07
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