出版社内容情報
孤高の鬼使いで14歳の桐子は、魔物の襲撃を前に家人達に家を出るよう命じる。が、彼らは桐子の身を守ろうとし、桐子は少しずつその心を開く。不思議な青年・武見志郎も、いじっぱりな桐子の頑な心を飄々と包み…。
霜島 ケイ[シモジマ ケイ]
著・文・その他
也[ナリ]
イラスト
内容説明
陰陽師「本家」の当主・神島桐子は東京に出て来た。自らを囮にして東京を震撼とさせている「人喰い」事件に迫ろうと。その途次で神島の遠縁という武見志郎という現世と異界を行き来する奇妙な青年に出会う。彼は桐子の放った術をあっさりとかわしたばかりか、異界からの情報を伝えてきた。興味を感じた桐子だが…?千年を生きる雷電、鬼同丸のふたりの鬼と若き鬼使い・桐子の活躍を描く大人気新シリーズ第2弾。
著者等紹介
霜島ケイ[シモジマケイ]
大阪生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業。1990年「出てこい!ユーレイ三兄弟」(朝日ソノラマ刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
36
「封殺鬼シリーズ・新章」「鵺子ドリ鳴イタ」第二巻。再読。十四歳の桐子が当主としてのつとめのために、歳相応の色々なことを諦めている姿が、なんとも切ない。その桐子の心に全く自然に寄り添うようになる志郎の描写がいいなぁ。聖と弓生の二人も安定の存在感(*^^*)。楽しく読了、そして次巻へGO!2021/12/04
そのぼん
18
また『人喰い』による被害者が出て、魔神や人喰いの謎が残る巻でした。武見志郎の出生の謎がわかったり、桐子が少し可愛く見えてきたりと、登場人物に感情移入しやすくなりました。2012/11/21
つみき
9
あんまり微笑ましすぎて、電車の中でにやにや……不審者です。不穏な事件が起きるし、ミキさんもあの状態では平和とは言い難いのに、すごく平和な空気がちょこちょこあって、本当に和みます。この顔でのり巻き、しかもユミちゃん、と必死に笑いを堪える志郎さんの気持ち、すごく分かるなぁ。2011/11/14
ぱんだ
5
志郎さんと桐子ちゃんが○○になる、部分的ほのぼのな刊でした(笑) そして話が一気に大きくなった感があります。2010/11/06
ときわ
4
再読2022/08/18