出版社内容情報
父に命を狙われる皇子リムドがタウルに連れられソルエンの元へ。だがソルエンはある事情から彼を素直に受け入れられず。しかしある日、ソルエン親子とリムドは厳しい旅へ出ることに。二人の深い絆はどう紡がれたか?
高殿 円[タカドノ マドカ]
著・文・その他
渡瀬 悠宇[ワタセ ユウ]
著・文・その他
内容説明
西廊国の草原の民、白護族の若長ソルエンは、風と共に馬を駆る日々。ある夜、父タウルが北甲国の皇子である赤子のリムドを連れてきた。ソルエンに懐き、可愛く聡明な男の子に育っていくリムドだが、ある事情からソルエンはリムドを素直に受け入れられずにいた。そんなある日、ソルエン親子はリムドを連れて厳しい戦いの旅に出ることになり…。二人の固い絆がどのように紡がれたのか、知られざる物語が明らかに。
著者等紹介
渡瀬悠宇[ワタセユウ]
3月5日生まれ。大阪生まれの大阪育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやめ
2
多分高殿さんの本を初めて読んだのですが、読みやすかったです。漫画原作のノベライズには、雰囲気を楽しむオマケ的印象が強かったですが、こちらの作品はきちんと作品として読み甲斐がありました。で。これを読んだら原作漫画が読み返したくなったという、ありがちなオチが待っていました。2016/05/09
花穂。(かほ。)
1
漫画本編を読んでから小説を読んだ。リムドとソルエンの関係って、最初から主と従者とか兄と弟みたいな簡単なもの成立していたわけではなかったんだと。トカの実の話も出てくる。本編では語られていない部分が多いと思う。しかし、2人で旅している間のことも気になる。2012/01/26
chie
0
漫画本編も残り1冊となったので、こちらも手を出しました。主従でも兄弟でもなく、どちらでもあるようなリムドとソルエンの独特な関係がどのようにできたのか、本編では詳しく描かれなかったことが、高殿さんの小説で読める。満足です。リムドが可愛いし(笑)2013/05/29
punto
0
追記。2008/11/04
末森咲夜
0
この時点で、まだ原作を読んでなかったんですが、未読でも読めるつくりになってます。楽しいというか…すごく容赦ない内容なんですが、そのあたりは高殿さんはうまいなぁと実感しました。【個人蔵書・新刊購入】2009/04/29