ガガガ文庫 転生で得たスキルがＦランクだったが、前世で助けた動物たちが神獣になって恩返しにきてくれた―もふもふハーレムで成り上がり

虹元 喜多朗【著】

小学館（2021/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 254p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094518900
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

わたしたち、ご主人様に飼われたいんです！

挫折人生の末、交通事故でその生を終えた小森銀二。努力に裏切られ続け、生きることに疲れていた銀二は永遠の安息を希望する。しかし、女神・ディアーネにより、99．99％の確率でSランクのチートスキルが発現する異世界転生を勧められ、人生の再起をかけて転生することを決意する。
シルバへと名前が変わり、スキルが発現する15歳の誕生日まで努力を続けるが、発現したのは最低Fランクの『使役』スキルだった。スキルのランクが人生を左右するこの世界において、Fランクスキルの発現は挫折を意味する。王国騎士団になる夢も絶たれ絶望に沈むシルバ。そんな中、オーガの襲撃に遭い、第2の人生も幕を閉じようとしていた…。
そこに黒狼の神獣・フェンリルが現れる。「なぜこんなところに神獣が…？」その正体は、シルバが前世で助けた黒犬のクゥが転生した姿だった。クゥに命を救われ、おまけにクゥ本人たっての希望で神獣の『使役』にも成功！

「これでボク、またご主人さまのペットだね♪」

前世も現世も挫折続きだったシルバは、神獣の力を持ったもふもふ少女たちと共に最強の冒険者への道を歩み始める！ 異世界最強もふもふハーレム譚、ここに開幕！

内容説明

９９．９９％成功が約束された異世界転生。しかし、主人公の小森銀二に発現したのは、最低Ｆランクの『使役』スキル。再び挫折を味わい絶望する中、オーガの襲撃に遭い銀二の第２の人生も幕を閉じようとしていた…。その時、銀二の前に黒狼の神獣・フェンリルが現れる。みるみる少女へと姿を変えるフェンリル…その正体は銀二が前世で助けた黒犬・クゥが転生した姿だった！挫折続きだった銀二は、神獣の力を持ったもふもふ少女を『使役』して、最強の冒険者への道を歩み始める！異世界最強もふもふハーレム譚、ここに開幕！

著者等紹介

虹元喜多朗［ニジモトキタロウ］
第１４回ＨＪ文庫大賞で銀賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ハル]

久しぶりにライトノベル本読了！めちゃめちゃ面白かった！！死んで異世界に転生したら、前世で助けた動物たちが、恩返しに仲間になってくれた。という設定がとても心温まる。しかも神獣！強い！主人公の仲間になっていっぱい頑張って戦ってくれる。主人公も弱いながらも頑張って力を発揮して、4人で敵を倒していく姿は、最高の一言に尽きる。挫けそうになる気持ちをこらえて頑張る主人公に共感する神獣達。そして4人全員気持ちを一つにしていく様がとてもよかった♪

2022/06/03

[真白優樹]

前世で何も報われず、転生先でも報われぬ少年が前世で助けた動物が転生した神獣の少女に出会い、始まる物語。―――きっと誰かが見ていてくれる。だからこそ今、前を向ける。　絶望が続く中、突如差し込んだ希望の光。そんな光に照らされた少年が立ち上がり、神獣たちの主として歩き出す物語であり、報われる事の爽快感と最強もの特有の熱い展開が目白押しな、肩の力を抜いて楽しめる、良き物語である。確かに示した成長した力。その力で掴んだ当然の立ち位置。果たして少年は、今度はどんな道を歩いていくのか。 次巻も須らく期待である。

2021/02/18

[玉瑛]

真面目に生きたこと、努力が報われなかった主人公、そういう人生を送ってきた人は現実世界に沢山いるのだろうし、だからこそ「異世界転生モノ」ではそれが大きく報われたっていい。報われることこそが至上だろうとも思う。ただ、主人公が転生前いくつだったのかがちょっと気になる。性格上、神獣たちの懐きようを察するに誰かに譲渡したりしたとは考えづらく、寿命を全うさせたとすると猫と犬が初対面っぽくいる時点で30年くらい経ってるように見える。まだまだ助けた動物がいると考えると50代でもおかしくないのでは？

2021/06/15

[リク@ぼっち党員]

情けは人の為ならず。何もかもが上手く行かなかった青年が転生。そこで手にしたスキルは最低のFランク。しかし神獣に転生した、前世で助けた動物たちと再会。そこから運命の歯車が噛み合い出す。えっちぃ展開が多めなことはやや気になったが、気楽にサクサク読める転生モノだった。主人公が神獣任せではなく、始めは己の手で壁を越えようと踏ん張るところが好印象。それをしっかりとラストに繋げているのも良かった。誠実に生きることが大事ってことかな。

2021/03/06

[りのん]

異世界最強ものですが、前世で助けた動物たちが異世界で神獣として恩返しにやってくる展開は新鮮で面白かったです。なによりクゥたち神獣が可愛い…。前世の恩もありシルバのことが大好きなのが伝わってきますし、クゥもミアもピピもそれぞれ違った可愛さがありますね。個人的にはミアを推したい。基本的にストレフリーでスラスラと読めるのもいいですね。まあスラスラと読めすぎたので、もう少しボリュームがあれば嬉しかったです。まだまだペット仲間も増えそうですし、次巻も出れば読みたいです。

2021/02/18