ガガガ文庫<br> 双血の墓碑銘〈3〉

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ガガガ文庫
双血の墓碑銘〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094518849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『我らが双血の墓碑銘をここに謳おう――』

日本は“吸血鬼"が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。
倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。
『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。
故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆく――。
血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!


【編集担当からのおすすめ情報】
歴史ロマン×吸血鬼×異能の幕末異能録第三巻! 物語はいよいよ結末へたどり着きます。戊辰戦争から端を発した侍と吸血鬼の剣爛の歴史、この重厚さは読めば必ず唸らされます。

内容説明

日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆく―。血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

75
3巻を待ち望んでいたら、約1年ぶりに刊行。最終巻は架空歴史小説として書き込みがぐっと増え、著者の言う「幕末ブラッドパンク」を堪能。今回も剣戟シーンが読ませる。前半で3組の剣士の対決が、一気に発動するくだりは燃えるし、主人公以上に活躍し見せ場を持っていく沖田総司が、熱い。「魔界転生」、夢枕獏や菊地秀行の作品群、「Fate/stay night」、最近では「鬼滅の刃」。こういったド真ん中の伝奇ロマンの面白さがここにもあった。完結巻としてもちゃんと折り畳まれて、余韻が残る。折を見て全3巻通して読み直してみたい。2021/01/29

真白優樹

14
討幕派の勢いが増していく中、かつての仲間達を追い箱根の要害に向かう最終巻。―――見せつけろ、うねりの中に煌めく血の絆の光。 かつての仲間達との激突、そして明かされる全ての真実。最終決戦、最後まで熱く駆け抜けていく巻であり、何処か武骨で泥臭い、けれど確かに眩しい魂の輝きに満ちている巻である。時代は変わる、人は歩む。そんな中を隼人と柩は歩き出す。全ての終わった世界で、新たな目的のために。永遠に続く旅路は未だ道半ば、それでもこの先も何処までも、移り変わる歴史の大河の中で。 うん、とても面白かった。2021/12/09

かっぱ

13
幕末異能バトル堂々の完結。隼人と柩のイラストが強烈な余韻をくれた。二人はこの先どのような道を進むのだろう。何度だって考える。それでもやはり、命を落としてなお隼人を導いた澪の存在の大きさにはため息が出る。彼女なくしてこの道はなかった。また、新撰組の狼たちの魅せる濃厚な剣戟には最後のその瞬間まで惚れ惚れとした。なによりも沖田総司が吸血鬼にはならずに、あくまで人としてこの境地まで辿り着いたこと。その先で描かれた彼女の未来まで含めて完璧だった。「我らが双血の墓碑銘をここに謳おう──」 2021/01/22

マサヒラ

10
架空の幕末を舞台に繰り広げられた様々な戦いや陰謀、暗躍、思惑そしてそれに振り回された主人公とヒロインの物語ここに完結!個人的にはこういった雰囲気の作品は大好きだし、何より世界観が好み過ぎたから正直終わるのが惜しいと思う作品。それでも、一応物語としては纏まった良い終わり方だと思う。でも少々、打ち切り作品によく見られる、展開を急いでる感じみたいなのは感じられたのでそこは少し残念かな。でも戦いの描写は厨二的で熱く、キャラクター達も魅力的なキャラが多くいたから概ね個人的には満足かな。これは次回作も期待したい。2021/01/25

はれ@記録

6
史実の剣豪が出てくる吸血鬼と侍による幕末戦記完結巻。1~3巻で吸血鬼に劣る人間である沖田総司が最後まで人間のまま、苦境に立たされながらも気迫と剣術と慧眼でもって立ち向かうバトルシーンが凄まじい。戦いの描写の魅力は沖田総司に尽きる。もう主人公だよ。血を吸わせて刀「村正」と一体となって繰り出す代償を伴う技から鳴動が伝わってくるような大迫力ある剣戟なので映像で見たいと思ってしまう。隼人と柩の魂の話では2巻の幼なじみの澪が出てきて尊くて切なくて優しい話でだいぶ心が揺さぶられてしまった。2021/01/25

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