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出版社内容情報
紙魚子、料理をおぼえる!?
ひょんなことから、殺し屋の女の子たちが集まる喫茶店・エピタフで働くことになってしまった迅太。それからひと月あまり、彼は交渉屋としての役割を果たすようになっていた。そして、いま、迅太は紙魚子に料理を覚えることを了承させるという、難儀な仕事を遂行していた。そんななか、エピタフに新たな依頼人が訪れる。とある企業へのハッキングから連なる殺人事件。その事件を担当してた探偵が、己の手に余る事態の解決を求めてきたのだった。果たしてその事件の真相とは。そして迅太は、紙魚子に料理を覚えさせることはできるのか!?
内容説明
ひょんなことから、殺し屋の女の子たちが集まる喫茶店で働くことになってしまった迅太。それからひと月あまり、彼は交渉屋としての役割を果たすようになっていた。そして、いま、迅太は紙魚子に料理を覚えることを了承させるという、難儀な仕事を遂行していた。そんななか、エピタフに新たな依頼人が訪れる。とある企業へのハッキングから連なる殺人事件。その事件を担当してた探偵が、己の手に余る事態の解決を求めてきたのだった。果たしてその事件の真相とは。そして迅太は、紙魚子に料理を覚えさせることはできるのか!?
著者等紹介
竹内佑[タケウチユウ]
愛知県出身。劇団デス電所にて作・演出担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
29
業務の一環として紙魚子に料理を教える迅太に、同業者からとある案件に関する依頼が来るシリーズ第二弾。相変わらず表紙と中身のギャップがスゴい。サイバー犯罪に関与する少年が抱える心の闇。それは普通の善意如きではどうしようもないくらいに根深く、そして重い。ラノベが扱う題材としては少々ヘビー過ぎるが、この重苦しさを女の子の可愛さとキャラクター達の掛け合いで上手いこと中和し、ライトノベルの範疇で物語を展開させていく技量の高さは流石だ。今回も今回とて最高のエンタメだった。続刊も期待したい。2019/05/25
真白優樹
9
迅太が紙魚子に料理を教える事になる中、企業絡みの事件を調査する探偵から事態の解決を依頼される今巻。―――飛び込み潜った先、そこにあるのは悲しく膨れた無垢なる心。 世界をもう少し広げる中、紙魚子に焦点を当て彼女と似た者同士の少年が絡む事件へ挑む今巻。 やりきれぬ虚しさ、哀しくもすれ違う心。どうしようもない現実の中、それでも依頼に基づき為すべき事を。そんなある種の空虚さと黒さが牙を剥いてくる、重い面白さと裏世界独特の深みとコクのある読み味が炸裂する、流行に飽きた方にはさらにお勧めしたくなる巻である。2019/05/19
のれん
9
前巻以上の予算で作られた良ドラマ感、脚本が良い。 今回はサイバー犯罪と少年犯罪を足しており、更生という言葉の軽さがよく分かる。 破局はなるべくしてなる、それを変えるには臭いが人生経験とやらを積む以外にはないだろう。 一応(?)ラノベではあるので、鉄火さんのミラクルナックルが文字通り光るが、真っ黒犯罪を隠れ蓑にするグレーな連中は隠さず、真剣に面白く演出している。 ここまで来ると挿絵も美少女アピールもいらないと思ってしまったり……でもこういう自由なのがラノベから出るのが良いのかも2019/05/17
水無月冬弥
7
竹内佑先生(@studio_ise)の #ラノベ 紙魚子メインでありながら、迅太の成長物語であるところがいいですね。かなり頑張っているし優秀なのに、大人の手のひらで転がっているのはまだ経験が足りないからなのかな、次回からまた展開がかわっていきそうだけど、彼はどう成長していくのかな?2019/06/01
コケッコー
6
紙魚子中心の話。重い話を所々に挟むコミカルさや文体の軽さで上手くカバーしてるかんじ。個人的に好きなシリーズなので是非ともこのまま続いて欲しいです。