ガガガ文庫 クズと天使の二周目生活（セカンドライフ）〈４〉

天津 向【著】

小学館（2019/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 276p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094517705
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

『わかばラジオ』――いよいよ最終回へ。

クリスマスイブの夜――凛の自宅からの帰り道に桃也は、真琴と萌香がいっしょにいる姿を目撃した。まさか二人は付き合っているのか？ 後日、二人にクリスマスのことをそれとなく訊いてみるも、一緒にいたことを話題に出さない。一方、凛と桃也のあいだには微妙な距離感が出来てしまっていた……。いろいろなもやもやを抱えたまま新年を迎えた桃也は、『わかばラジオ』のメンバーたちと初詣へと出向く。この2008年は、萌香が準主役の座を掴んだテレビアニメ『紫の空にうたう』の放送がスタートする年であり、またその一方で、放送期限の一年を迎えた「わかばラジオ」が最終回を迎える年でもあった。「恋」をきっかけに萌香が声優界を去る世界線。その恋の相手が真琴なのだとしたら、桃也はどうするべきなのか？ どんなに考えても答えの出ない桃也は、意を決して萌香のマネージャーである柊調に相談を持ちかけることに。それがとんでもない事態を招いてしまうとも知らずに……。
「新作ラノベ総選挙2018」で第7位にランクイン！ 今後の展開からますます目が離せない！ タイムリープで勝ち組を目指す人生やり直しコメディ第4弾！

天津 向［テンシン ムカイ］
著・文・その他

うかみ［ウカミ］
イラスト

内容説明

クリスマスイブに真琴と萌香が一緒にいる姿を目撃してしまった桃也。萌香が声優界を去ることになる世界線、その原因となる「恋」の相手は真琴かもしれない。だとしたら自分はどうすべきなのか？考えても答えの出ない桃也は、萌香のマネージャーである柊調に相談を持ちかけることに。それがとんでもない事態を招いてしまうとも知らず…。一方、凛と桃也のあいだにはクリスマスイブから微妙な距離感が出来てしまっていた。そして、２００８年を迎え、「わかばラジオ」は最終回を迎えることに…。人生やり直しコメディ第４弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[むっきゅー]

1年間限定のわかばラジオの最終回の成功に向けて、一周目の人生の失敗を糧にして桃也がもがく第４巻。大きなイベントは無かったのですが、淡々と進むストーリーは面白く、ラストの猫裏Pの努力の成果には感動しました。結果、一周目の世界と大きく異なる世界線に入ってきましたが、天使界になぜバレないのが謎でした。そういう意味では、天使のエリィが恋愛禁止にこだわっている理由も関係しているのかな。ラストで一周目の元カノ登場。異なる世界線に来た桃也は、このハーレム？展開を恋愛禁止縛りでどう乗り越えるのか。次巻も期待してます。

2019/01/23

[しぇん]

一期完みたいな感じですね。真琴君ネタをまだ引張るとは予想外でした。一週目の彼女もでてきてしまいましたが、物語にどう絡んでくるのか楽しみですね。あと、ゲームしてるだけの存在としてしか、すっかり忘れかけてたエリィにもちょっと良い出番あったのは良かったです。

2019/06/09

[真白優樹]

様々な思いを抱えたまま新年を迎え、変化の分水嶺の年を迎える中、桃也の相談が最悪の事態の引金を引く今巻。―――それでも、皆でやりたい仕事がある。　萌香がこの世界を去るかもしれぬ原因、その可能性を前に悩む桃也。　世界の変革による皺寄せが押し寄せる中、諦めぬ努力が奇跡を呼ぶ今巻。　切っ掛けは些細な事、だけど今は一番大切な事。その想いを胸に誰も知らぬ歴史の扉を開く巻であり、真の意味での二周目が始まる、次の段階へと歩き出す巻である。始まる知らない歴史、未開の未来の行方はどこへ向かうのか。 次巻も須らく期待である。

2019/01/20

[すったもんだ]

少しホロっとくるお話でした。桃也がサブ作家にあいつを指名するのが成長が見れてよかった。度々存在が話で出てきた未来の元カノ？が登場。気になる引きだったので、次回が楽しみです。Kindle版だった為、SS2本になんとうかみ先生の4コマも2本付いてます。どちらも面白かったので是非電子版をオススメします。

2019/02/21

[青雲空]

ラジオ、声優ネタのラノベは古典的な作品があったけど、どうやら埋没せず、続巻が出そうで一安心。 物語はこれで1年経過。新キャラ出てきて波乱の予感。次が楽しみ。

2019/03/05