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出版社内容情報
「お兄ちゃん!!」
相生初に続き、第15回新人賞受賞者たちの作品が続々と刊行された。那由多に憧れる笠松青葉もどうにかデビューを果たすのだが、待っていたのは酷評の嵐だった。伊月はそんな彼女の姿に自分のデビュー当時のことを思い出し、励ましの言葉をかける。一方、いよいよ放送が近づいてきた『妹のすべて』のアニメ制作ではさらなるトラブルが相次ぎ、京はいよいよ就職活動が始まり、千尋の前にもお掃除ロボットではなくちゃんと人間のライバルが登場する。大人気青春ラブコメ群像劇、妹がいっぱいの第9弾登場!!
平坂 読[ヒラサカ ヨミ]
著・文・その他
カントク[カントク]
イラスト
内容説明
相生初に続き、第15回新人賞受賞者たちの作品が続々と刊行された。那由多に憧れる笠松青菜もどうにかデビューを果たすのだが、待っていたのは酷評の嵐だった。伊月はそんな彼女の姿に自分のデビュー当時のことを思い出し、励ましの言葉をかける。一方、いよいよ放送が近づいてきた『妹のすべて』のアニメ制作ではさらなるトラブルが相次ぎ、京はいよいよ就職活動が始まり、千尋の前にもお掃除ロボットではなくちゃんと人間のライバルが登場する。大人気青春ラブコメ群像劇、妹がいっぱいの第9弾登場!!
著者等紹介
平坂読[ヒラサカヨミ]
第0回MF文庫Jライトノベル新人賞にて優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
65
那由多に憧れどうにかデビューを果たしたる笠松青葉に待っていた酷評の嵐。いよいよ放送が近づいてきた『妹のすべて』のアニメ制作ではさらなるトラブルが相次ぐ第九弾。根拠のない自信がもたらした悲劇から始まった疑似妹キャラが増えていく展開とか、思わぬところでストレスを溜め続け、人知れず着実に追い詰められていった千尋とか、ひとつひとつの積み重ねでもたらされた結末は突然だし、これはさすがにその場の誰も想像できないですよね(苦笑)いやあこれは何がどうなるのか、伊月がどんな変化を見せるか次巻が俄然楽しみになってきました。 2018/02/21
まりも
64
アニメ妹のすべての放送がいよいよ近づいた中、遂にあの爆弾が爆発するシリーズ第九弾。京の就職活動、そして伊月には後輩系妹、幼女系妹という新たな妹属性の女の子との繋がりが増える今回。コメディ、シリアスの両輪のバランスもさることながら、一番の見所はやっぱりラストのクロニクルでしょう。まさかここで来るとは思わんかった。色々と人間関係が変化していき、悩んだり進んだりする中で、遂に最大の爆弾が爆発。こりゃあ次巻どうなるか気になって仕方がありません。爆発に新展開と盛り沢山すぎて困る。何はともあれ早く続きが読みたいなぁ。2018/02/20
シータ
51
まさかただのお遊びだと思っていたTRPGで千尋が妹である事をカミングアウトするとは思わなかったし、意表をつかれた。あとがきでも書いてあったけど、TRPGは千尋が唯一弟ではなく妹でいることができる空間で、ここまでの妹である事を言いたくても言えない葛藤が爆発してしまったのが印象に残り、メインキャラ達同様に読者である自分も呆然としてしまいました。今後の伊月の行動が気になります。2018/06/19
わたー
48
★★★★★アニメの裏話、クソ生意気な新人の挫折、みゃーさんの就活と、いつも以上にごった煮感が強い内容だった。でもこれこそ、キャラが生きている感じがしてとてもいい。そして、ラストのいっちゃった。そこに至るまでの彼女の心の機微をしっかり描いているので、ここで炸裂したのはある種の必然だったのだろう。むしろこれから伊月がどう向き合っていくのか、彼女は真の妹になれるのかに注目したい。あと、こうやって感想を投稿している身としては、レビューで分かるのは批判した側の人間性だけだという言に大いに賛同したい。2018/02/24
FULL2
47
おぉ…作者があとがきで書いていたものでなんとなくそうかなと思っていたものが爆発した。9巻にしてやっと謎が明かされたが、なんだろう、この鬼畜ギャルソンがギャルの孫かどうかが明かされる、みたいな感覚は…。でもまぁ今後伊月がどう変化していくかは楽しみだ。他にもルームシェアを始めて環境に適応していく京達とか、就活の闇を語る京とか、知らない作家の為に涙する京とか、今回もまた京の株が上がったなと。2018/10/08