ガガガ文庫<br> スクールジャック=ガンスモーク

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ガガガ文庫
スクールジャック=ガンスモーク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094516845
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

機巧外骨格、起動。テロリストVS元少年兵

先の戦争から導入が試みられた、二足歩行兵器――機巧外骨格。
戦争を通してその性能を存分に示した機巧外骨格は、終戦後も重要な軍事力として運用されるようになった。それをうけ、戦勝国である葦原皇国においては機巧外骨格のパイロット育成学校が創立される。 生徒達は、そこで優秀なパイロットとなるために、日々研鑽を積んでいた。

しかし、そのような希望に満ちる現在において、戦時中の機巧外骨格運用の舞台裏で生まれた、決して消し去ることのできない遺恨が残っていたのだった……。 その確執の火薬庫は、いま学園を襲うテロとなって爆発する。

整備士として学園を訪れていた、黒宮凛児。
学内でトップクラスの操縦技術を持つ、花枝連理。
運命的な因果に絡め取られた二人の手に、生徒たちの命運が託される。

そして、浮かび上がるもう一つの因縁。
かつて特殊部隊の少年兵として機巧外骨格を駆っていた凛児の前に、その脅威が立ちはだかる。

戦争という悲劇が生んだ、機巧外骨格の名誉と汚名。
その真相を受け容れたとき、凛児は再び守るべきものを、その手に掴む!

第11回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。

坂下 谺[サカシタ コダマ]
著・文・その他

巖本 英利[イワモト エイリ]
イラスト

内容説明

二足歩行兵器―機巧外骨格。先の戦争を通して性能を存分に示したその兵器運用の舞台裏では、決して消し去ることのできない遺恨が生まれていた。その確執の火薬庫は、搭乗者育成学校を襲うテロとなって爆発する。整備士として学園を訪れていた黒宮凛児。学内でトップクラスの操縦技術を持つ花枝連理。運命的な因果に絡め取られた二人の手に、生徒たちの命運が託される。戦争という悲劇が生んだ、機巧外骨格の名誉と汚名。その真相を受け容れる時、凛児は再び希望の光を掴みとる。第11回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

59
明らかにハリウッド映画的なものを意識して書かれた作品で、とりわけダイ・ハードの影響は強く感じる。なのでライトノベルというより、まるでSFアクションものの洋画を見た感触。キビキビした文章と展開で、雰囲気は油臭く硬派で、活劇が小気味よく積み重なる。そしてまさかのガンヘッドオマージュからのロボバトルという流れも、大いに熱く盛り上がりとても堪能できた。起承転結がはっきりしていて一冊で綺麗にまとまる点も買い。著者の趣向や痛快な作風が気に入ったのでこれの続編なり別作品なり新作が出たら手に取ってみよう。2017/06/26

よっち

37
戦勝国・葦原皇国に創設された新兵器・機巧外骨格のパイロット育成学校。そこで戦時中の遺恨からテロが発生し、運命的な因果に絡め取られた二人の手に人質たちの命運が託される物語。戦時中の虐殺という事実無根の糾弾から貶められ爆発した元情報部。かつて情報部に助けられたヤンキー風のウブなヒロイン・連理と、整備士として学園を訪れた元情報部の凛児が力を合わせその阻止に動く展開は、いくつもの悲しい因縁にAIやロボットも絡めたギリギリの緊張感があって、何よりその結末が自分好みでとてもいいですね。もっと早く読めば良かったです。 2017/07/19

chiseiok

28
人型機動兵器、学校占拠するテロリスト、わっかりやすいヒーロー・ヒロイン・敵役のキャラ設定…エンタメの王道定番要素をこれでもかと詰め込んだ、いわゆるハリウッド系プロット。月村了衛作品を軽めに仕上げた感じ。サックリ面白かったけれど、余韻は特に。ラノベにそれを期待すんなというのも最もですが、レーベルが『コップクラフト』『筺底のエルピス 』のガガガ文庫なのでつい…つかガガガじゃ無かったら買ってないかも。とはいえサブキャラAIのぶっ飛びっぷりは魅力たっぷり、彼女が出演するならシリーズ化&次作が出ても読んじゃうかな。2017/07/20

hamham

20
面白かった。血と油が飛び交う熱い接近戦が魅力。が、オチとヒロインとの接点の為に黒宮の軍属年齢を低くする必要があったんだと思うけど、11歳で准尉階級とか、脳波シンクロの為替えの利かない新兵器の試験機のパイロットに11歳を起用とか、いやいやいや…と思わざるを得ない。AI逢瀬のキャラがいい。「確率に従って行動するなど、二流のAIのすることです。私たちのような機械と違って、人間は確率や可能性をくつがえすポテンシャルを秘めた存在ですから」「地面を舐めても最後に立ち上がれる者の心が、冷めているはずなどありませんから」2017/10/07

たこやき

18
文字通り『ダイハード』な物語。各所にそれを意識したシーンがちりばめられている。テロリストに占拠された機巧外骨格(ロボット兵器)兵育成学校。そこで自由に動けるのは、二人のみ。こういう作品は多いけど、その王道を地で行く物語といえよう。そして、命を張って人々を守ったにも関わらず、裏切られたテロリストたちと、テロリストと対する元隊員&彼らに救われた少女。やるせなさを隠し切れない敵と、それでも、という凛児という構図は素直に熱くて素晴らしい。AIのキャラもたっており、熱い物語を堪能できた。2017/09/08

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