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内容説明
1999年末、多くの犠牲者を出した“拡大人的破壊”。それを企てたのは、ひとりの天才、九重白雪だった。なぜ彼女は、かくも悲惨な事件を引き起こしたのか?彼女の目的とは何だったのか?隠されてきた真相が、いま、白日の下に晒される。親友・七歳美日月とのつながり。謎の青年・階絶無との関係を通し、次第に明らかになっていく世界の秘密。結末へ向け、物語は加速する。『七歳美郁と虚構の王』シリーズを裏側から描く過去編にして、正統本編。すべての答えは、切なる願いとともにある。
著者等紹介
陸凡鳥[クガボンチョウ]
立命館大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海老庵
2
好き嫌いが分かれる作品だと思うけど、自分は好きだ。どこが好きかと問われると答えに困るのも確かだけど、作者が自分の持ち味を存分に引き出してぶれる事なく書きたい物を書く事を貫いた所かな。2009/12/17
秋山真琴
1
電子文庫パブリのiPhoneアプリで読んだ。過去編。タイトルは『七歳美郁と虚構の王』と言うより『九重白雪と階絶無』と言うべき内容であった。若かりし日の白雪が描かれているのだけれど、名探偵としての道を歩み始めてから、拡大人的破壊を実行に移すまでが一足飛びどころか、全速飛び。無理やり感は否めないが、だが、そこがいい! しかし、これでシリーズ完結なんて認めない。続きを心の奥底深くから望む。秋山が望み、他の多くが望めば、きっと新刊は創造されるはず。何故なら、外木場外朗は最強だからだ!!2010/07/15
ぬこまり
1
拡大人的破壊の意味がわかったことで拡大神的破壊の意味がわかった気がする。次の救世主はどういう形で登場するか楽しみだ!でもあとがきで一区切りって終わりな雰囲気が……。2009/10/07
nanashi
1
やっと一巻が出た感じ。だが、これを読んで美日月と九音が付き合う経緯がますます解らなくなった2009/10/04
ナガマツ
1
過去編にしてこの虚無感。2巻のときも書いたけど、誰も幸せになれる要素がないよね。最強設定無双な話ではないけど、白雪の天才っぷりとかちょっとチート性能だよね。あと、あとがきを楽しみにしていた自分がいたw2009/10/01