ガガガ文庫
人類は衰退しました

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094510010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の“調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが…。田中ロミオ、新境地に挑む作家デビュー作。

著者等紹介

田中ロミオ[タナカロミオ]
1973年生まれ。PCゲーム中心に活動するフリーランスライター。小説の仕事は『人類は衰退しました』が初(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

145
なんかすごく物哀しそうな世界に妖精さんがワイワイ話しているのが面白かった。なんとなく妖精さんがネット社会なのかな?と思った。著者の田中ロミオがゲームのシナリオライターで活動していた作品に興味を持って本書を手に取った。2010/01/27

KUWAGATA

53
灼熱の小早川さんから来ました。作風は全然ちがいますが、底流しているものは共通しているように感じます。この世界観はヨコハマ買い出し紀行を思い出して懐かしかった。文明や人類の終焉期というのは、意外とこんな風に悲壮感とは無縁ののんびりしたものなのかもしれません。人間が歳をとって全てに倦怠感を抱いていくように、生物の種としての終わりの時期も、ムダなあがきとは縁がないのかもしれませんね。今後、いろいろ伏線が明らかになっていくのでしょうが、できればこんなゆるやかな物語が続いていくことを望みます。2012/07/31

kariya

38
SFの人達の評価が高かったので、久々のラノベに挑戦。えええと、ユル系終末後地球文学という枠で正解? 妖精さんの大騒ぎ後半に必ず投入されるブラック発言が好き(笑)。巻を重ねるともっとSFしてくれるなら、続きも読んでみたいかも。2009/02/07

いおむ

33
アニメから。妖精さんが登場するまでマッタリ過ぎてちょっと舟を漕いでしまいました^_^;妖精さんとの絡みはサイコー!笑えます。2017/04/02

とら

28
全然想像できない設定だった。というか、このタイトルからは破滅しか浮かんでこない。それが全て覆されて、旧人類はもう破滅を受け入れているという変なほのぼの系だった。新人類が可愛い。伏線をすごい敷いたらしいので、次巻は買おうと思う。2011/03/08

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