小学館キャンバス文庫 赤のゲブラー

日野 鏡子【著】

小学館（1994/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 251p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094301533
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

原初の言葉は何故失われたか？　迫真の最終巻。

ハランの領主アルベルトの後嗣として生まれたゲブラー。だが彼には出生の秘密があった。母親が旅の剣闘士との不貞の末に産んだ子供であったのだ。母親は間もなく亡くなったが、それでもアルベルトはゲブラーを愛した。しかし後妻が悪かった。ゲブラーは、故郷を捨てた。そして、ヴィナやテイファレトと出会う。ゲブラーも又、原初の言葉を話す男だった。いよいよ、問題の核心に迫る最終巻。

内容説明

ハランの領主アルベルトの後継ぎとして生まれたゲブラー。だが彼には出生の秘密があった。母親が旅の剣闘士と不貞を働き、その末に生まれた子供だったのだ。母親は間もなく亡くなったが、それでもアルベルトはゲブラーを愛した。しかし、後妻が悪かった。やがて、ゲブラーは、故郷を捨てた。おまけに後妻が生んだ妹までついてきたのだ。苦難の旅の果てに、ゲブラーは、ヴィナやテイファレトと出会う。ゲブラーも又、原初の言葉を話す男だった。次々に現れる原初の言葉を話す人々。ヴィナたちは、いよいよ問題の核心に迫るが…。