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出版社内容情報
両親が離婚、旧姓を捨て転校した祐馬。転校先の高校で何かと世話を焼いてくれるのは、自分の旧姓である、森を名乗る一哉。だが一哉は先天性の心臓疾患で車イスの生活だ。反発しながらも接近する二人。やがて転機が!!
内容説明
高校1年の宮沢祐馬は、両親の離婚で母の実家に引っ越し、県下随一の進学校・向陵学園高校に転校した。この学校は、県のバリアフリーのモデル校で、体の不自由な生徒のための設備や工夫が整っていた。祐馬の隣の席は車椅子の森村一哉。騒々しいお調子者で、家庭のゴタゴタや初登校でナーバスになっている祐馬をイラつかせ、からかう…重いハンディを少しも感じさせず…。二週間後、広い所で飛行機雲を見たいと言う一哉に、祐馬は海へ行こうと提案するが、現実は冷酷だった…!デリケートな問題にあえて挑戦した、心理描写も見事な、感動の物語。
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