内容説明
「説得」は、日々あらゆる場面で行われている。ビジネスシーンで、男女や親子の間で、職場、地域、学校などにおける人間関係の中で。人と人が関わって生活していく限り、説得し、説得させられるという行為は欠かせないのである。しかし、良い説得が円滑なコミュニケーションを築く半面、強引で一方的な説得は人間関係に歪みをもたらすことに…。そこで、心理学の大家が教える「説得の心理技術」。ビジネスを円滑に進めるため、より良い人間関係を築くため、はたまた巷で横行する詐欺の被害から身を守るためにも、知っておいて損はない。
目次
第1章 自分のペースに引き込む説得術(要注意!自分の悪を隠蔽する説得術;ゆっくりした言葉・動作で話のイニシアチブをとる説得術 ほか)
第2章 “その気”にさせる説得術(“得”を前面に出して辛さをささいなことにする説得術;相手を挑発して用件を引き受けさせる説得術 ほか)
第3章 反論する気をなくさせる説得術(共通の“仮想敵国”をつくる説得術;反論をほめちぎって相手を骨抜きにする説得術 ほか)
第4章 要求を自ら引っ込めさせる説得術(問題をより明確にして苦情を引っ込めさせる説得術;見せかけの譲歩で相手の譲歩を引き出す説得術 ほか)
第5章 心のスキをつく説得術(二者択一の選択肢で決断を早めさせる説得術;“時間差攻撃”で言い分を通す説得術 ほか)
著者等紹介
多湖輝[タゴアキラ]
1926年生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。現在、千葉大学名誉教授のほか、心の東京革命推進協議会会長を務める。人間心理の意表をつく発想法と斬新なアイデアをもとに、セミナーや講演などでも広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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