出版社内容情報
俳句の楽しさと女性の本音が見えてくる、女性だけの投稿句集。
“おそろいの グラスをしまって冬支度”“昼顔や 口に出せずにいる別れ”女性らしい感性と本音がきらりと光る投稿俳句を、女性だけの俳句雑誌『月刊ヘップバーン代表』代表の黛まどかさんが選評した、季節感と恋愛観あふれるエッセイ。むずかしそうに思える季語などにもやさしいワンポイントアドバイスを加えて、俳句を詠んだことのない人にも、その楽しさが伝わってくる。サザンオールスターズやビール、バレンタインデーなどを季語につくるのなら、ちょっとやってみたくなるはず。
内容説明
女性らしい感性と本音がきらりと光る投稿俳句を、女性だけの俳句雑誌『月刊ヘップバーン』代表の黛まどかさんが選評した、季節感と恋愛観あふれるエッセイ。むずかしそうに思える季語などにもやさしいワンポイントアドバイスを加えて、俳句を詠んだことのない人にも、その楽しさが伝わってくる。
目次
第1章 花の夜のすこし嘘あるいらへかな(ドライブ;松田聖子 ほか)
第2章 江ノ電の海へふくらむ西日かな(雨;ビール ほか)
第3章 流星を見失ひたるダイアナ忌(別れ;片想い ほか)
第4章 体温をワインにうつし聖夜かな(聖夜;ラブレター ほか)
第5章 誌上特別句会
著者等紹介
黛まどか[マユズミマドカ]
1965年、神奈川県生まれ。女性だけの俳句雑誌『月刊ヘップバーン』代表。94年、角川俳句賞奨励賞受賞。2000年、加藤郁乎賞受賞
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
23
「どうも女性にはふたつのタイプがあるようです。ひとつは自由奔放型の松田聖子タイプ、もうひとつは良妻賢母型の山口百恵タイプ。」・・・百恵、ときどき聴きます。 「朝桜、夕桜、夜桜、私がいちばん好きなのは、暮れ残る夕桜です。」・・・奇遇ですね、私も。2015/09/03
てくてく
5
テーマに対する俳句を黛氏が選句・選評を行うもの。こちらはまたカジュアルな俳句ということで、自分がやってみたいものとは少し違う印象を受けたが、それなりに面白かった。2015/12/01
ゆき
0
図書館本:文庫本にきれいな表紙、おしゃれな俳句本と思えば、雑誌での連載で募集していた句の講評。ちょっとイメージが違ったがこれはこれでおもしろい。2014/07/23