出版社内容情報
医療と福祉の連携した「老健施設」こそ高齢者のユートピア。
介護保険で「要介護」認定を受ける前に、健康を保ち、人間らしく、自分らしく暮らせる老後を手に入れたい。人生を寝たきりやボケといった不本意な形で終わらせることなく、人とのつながりを持って元気にまっとうしたい──。そのためのシステムとしての「草の根的デイケア」の立ち上げを、私は心から切望し、活動してきた。これこそが、齢を重ねた人々を輝かせ、老健(老いても健やか)で生きるための方法だと思うからだ。
内容説明
介護保険で「要介護」認定を受ける前に、健康を保ち、人間らしく、自分らしく暮らせる老後を手に入れたい。人生を寝たきりやボケといった不本意な形で終わらせることなく、人とのつながりを持って元気にまっとうしたい―。そのためのシステムとしての「草の根的デイケア」の立ち上げを、私は心から切望し、活動してきた。これこそが、齢を重ねた人々を輝かせ、老健(老いても健やか)で生きるための方法だと思うからだ。
目次
第1章 なぜ老後が不安なのか(ゆきだるまクリニックのデイケア;始まった超高齢社会;老後がダブルで不安をかきたてる団塊の時代 ほか)
第2章 離島、僻地で見た老人の暮らし(子どもの死に向き合う医師として;いつもお母さんたちに支えられた;夜の病院は本音が出る ほか)
第3章 都会で生きる、田舎で生きる(行き詰まりを見せている団塊世代;都会で暮らすことのシンドさ;都会から発信されるものはもう何もない ほか)
第4章 老いて健やかに生きる法(医療があれば田舎に帰れる;UターンでなくIターンを;享受だけではだめな田舎の生活 ほか)