出版社内容情報
エベレストを職場にした男の聖なる山の真実
聖なる山エベレストは、デスゾーンと呼ばれる死の領域でもある。空気中の酸素量が下界の3分の1で、いきなりそんな高度に上がれば人間は3分で意識をなくし、10分で死亡するという。著者は、22歳からカメラを担いでそこを「働き場所」とし、年間100日ほどを暮らす。人はヒマラヤに何を求め、何を得て帰って行くのか? そこにはいったい何があるのか? エベレストに4度登った男が語る、地球の屋根ヒマラヤの真実――。
内容説明
聖なる山エベレスト。天と地を結ぶ最初の接点。天の意志が初めに降り立つ場所。だがここは、デスゾーンと呼ばれる死の領域。空気中の酸素量が下界の三分の一で、いきなりその高度に上がれば、人間は三分で意識をなくし、一〇分そのままだと死亡する―とされる場所でもある。そんな高所を職場にした男がいる。二二歳の時からカメラを担いで登り始め、気がつけば、四度目のエベレスト登頂を果たしていた。年間平均一〇〇日ほどをヒマラヤで暮らし、各国登山隊の実情や変貌するヒマラヤの環境状況などを観察しつづけてきたカメラマン登山家が今綴る“エベレストの真実”。
目次
第1章 エベレスト…聖域はまた死の領域でもある
第2章 初めてのヒマラヤ。ヒマルチュリの試練
第3章 幻の豹
第4章 チョモランマの渚。初めてのエベレスト登頂(一九九八年)
第5章 登山隊という社会
第6章 シェルパの心
第7章 空にいちばん近い山。二度目のエベレスト登頂(二〇〇二年)
第8章 高所と下界
第9章 三浦エベレストエクスペディション二〇〇三。三度目のエベレスト登頂
第10章 エベレスト/ローツェ二〇〇四。四度目のエベレスト登頂
第11章 世界最高峰・エベレスト
著者等紹介
村口徳行[ムラグチノリユキ]
1956年東京都生まれ。日大山岳部で本格的な登山を始める。NHKスペシャル、TBS新世界紀行、テレビ朝日ネイチァリングスペシャルなどで、ヒマラヤをはじめとする高峰登山を二五回以上も撮影した日本屈指の高所カメラマン。2004年エベレスト・ローツェ登頂の実績で「第五四回日本スポーツ賞競技団体別最優秀賞」を受賞
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感想・レビュー
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yamakujira
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Oli
sk2268
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