小学館文庫<br> 古寺を訪ねて―東へ西へ

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小学館文庫
古寺を訪ねて―東へ西へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094114249
  • NDC分類 702.17
  • Cコード C0126

出版社内容情報

土門拳の眼がとらえた寺院建築・仏像・庭園を凝縮した迫力ある写文集。

──ぼくは被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そしてときには語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点をさぐる。そして火花が散るというか、二つの視点がぶつかったときがシャッターチャンスである。バシャリとシャッターを切り、その視点をたぐり寄せながら前へ前へとシャッターを切って迫っていくわけである。(「車椅子からの視点」本文190ページ) 戦前から車椅子生活になっても続けた古寺巡礼。シリーズ4冊目は、全国を撮り歩いた中から藤原三代の栄華・中尊寺、敬愛した夢窓国師ゆかりの永保寺、日本第一の建築と称賛した三仏寺など傑作を名エッセイとともに収録。 巻末で、写真家西川孟氏が、“人生の師”と助手時代を回想。

内容説明

戦前から車椅子生活になっても続けた古寺巡礼。シリーズ4冊目は、全国を撮り歩いた中から藤原三代の栄華・中尊寺、敬愛した夢窓国師ゆかりの永保寺、日本第一の建築と称賛した三仏寺など傑作を名エッセイとともに収録。巻末で、写真家西川孟氏が“人生の師”と助手時代を回想。

目次

中尊寺とみちのく(中尊寺―形あるものは亡びる)
勝常寺と東国
永保寺と近畿(開創者は夢窓国師)
三仏寺と西国(投入堂登攀記;車椅子からの視点)

著者等紹介

土門拳[ドモンケン]
1909~90年。山形県酒田市生まれ。1935年、日本工房に入社、報道写真家としてスタートする。39年、はじめて室生寺を訪れ、翌年から古寺巡礼を開始。戦前戦後を通じ寺院の建築、仏像を撮り続け、好きなものだけを対象として、クローズアップしてとらえる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

20
2008/9/17 7&yにて購入。 2012/7/7~7/11 久しぶりの古寺巡礼シリーズ。自分に芸術センスが備わっているとは思わないが、写真に感動するとはどういうこと何だろうか。基本的には構図(視線)しかないはずなのだが。でも、間違い無く土門拳の写真には心を揺さぶる何かがある。今夏、久しぶりに山形を訪れる予定なので、酒田にある土門拳記念館を訪ねてみよう。2012/07/11

あいくん

11
☆☆☆☆1999年の夏に山形に行きましたが、酒田市に土門拳の記念館があるということを聞きました。土門拳は山形県酒田市生まれです。報道写真家の土門拳は「筑豊のこどもたち」など福岡県についての写真集もあります。2015年9月に筑後市の九州芸文館で「土門拳の古寺巡礼」という展覧会が開かれたので見に行きました。土門さんの「古寺を訪ねて」シリーズは「斑鳩から奈良へ」「奈良西ノ京から室生へ」なども出ていたのですが、いまでは手に入りません。本は欲しいと思ったときに確保しないと二度と手に入らないことも多いです。 2017/12/02

ikedama99

6
自分が行ったことがある寺もあるが、見ているポイントが違うのか、とても新鮮な感じがする。また、迫り方の迫力が違う。三仏寺投入堂のすごさ、行って見たいが足がすくむことが必至か。他の巻もみたい。2018/09/05

hitsuji023

6
写真にかける情熱が凄い。厳しい撮影環境もそれを敢えて楽しんでいるようだ。自分の好きな物を撮ることやその対象に対しての知識欲。こういった好奇心は見習いたい。土門拳の著作は今回が初めてだがエッセイがよかった。2015/05/31

ふじお

3
被写体と対峙して火花が散るようになるにはどれだけかかるだろうか。2010/08/18

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