出版社内容情報
列島を下駄で歩いた「日本のゴッホ」の遺作。
今年の花火見物はどこへ行こうかな──知的障害というハンディキャップをものともせず、下駄履きで全国を踏破した大放浪画家山下清。その裸の大将の幻の遺作「東海道五十三次」が東海道宿駅400年祭を前に甦る。1964年の東京オリンピック直後の東海道の風景を、当時新素材の出現と驚きをもって迎えられたフェルトペンで描いている。宿場町の持つ、人生にも似た躍動と哀感がインクのにおいと混ざりあって旅情を誘う。
内容説明
今年の花火見物はどこへ行こうかな―知的障害というハンディキャップをものともせず、下駄履きで全国を踏破した大放浪画家山下清。その裸の大将の幻の遺作「東海道五十三次」が東海道宿駅制定400年祭を前に甦る。1964年の東京オリンピック直後の東海道の風景を、当時新素材の出現と驚きをもって迎えられたフェルトペンで描いている。宿場町の持つ、人生にも似た躍動と哀感がインクのにおいと混ざりあって旅情を誘う。
目次
皇居前広場―東京
品川の海―品川
川崎大師―川崎
横浜中央通り―横浜
第三京浜道路―保土ケ谷
わらぶき屋根―戸塚
遊行寺―藤沢
こま山―平塚
松並木―大磯
春のお城―小田原〔ほか〕