出版社内容情報
公事師政吉御用控第三弾 大店の偽装を暴け
お奉行所の煩雑な手続きを、不慣れな人たちのために、アシストするプロフェッショナルを公事師という。お上の十手をあずかり、「馬喰政」とよばれる政吉は、公事師が表看板。表通りに店を構える大店・天満屋から、店の金に手をつけて逃げた番頭と一人娘を、内緒で捜してほしいとの依頼。嫌われ者のおかっぴき風情に、大店のあるじが鮨だ酒だ前払いだと、下にもおかぬあしらいに、落ち着かぬ政吉だったが、案の定、〈裏事情〉にどつかれて―。
内容説明
丸太ん棒かなにかが後頭部に炸裂。気がついた時、番頭は殺され、娘は拐かされていた。お上の十手を預り「馬喰政」と呼ばれる政吉は、公事師が表看板。公事師とは、お奉行所の繁雑な手続きを、不慣れな人たちのために手助けする、今でいう司法書士に近い存在である。表通りの大店・天満屋から、店の金に手をつけて逃げた番頭と一人娘を、内緒で捜してほしいとの依頼があった。嫌われ者のおかっぴき風情に、大店のあるじが鮨だ酒だ前払いだと、下にも置かぬあしらいに、尻のおちつかぬ政吉だったが、案の定―。
著者等紹介
竹内大[タケウチダイ]
1939年、鳥取生まれ。週刊誌記者などを経て、文筆に専念
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