出版社内容情報
飲み、打ち、負ける。名古屋の不良じじい松吉75歳。なけなしの年金を片手に、一発大穴を狙ってギャンブル仲間の幸兵衛と競馬場への道すがら、顔見知りの予想屋竜さんが、何者かに殺されたことを知る。残されたダイイングメッセージは、「けんだまが、バスとボート」。果たしてその意味やいかに?。さらには時を同じくして、町内で連続失踪事件が起き、松吉は孫の大輔と共にその謎にも踏み入ってゆくが……。老人力大炸裂の異色ミステリー。●文庫書き下ろし
内容説明
万馬券とうら若き中年女性との恋を夢みてやまない松吉は、酒とギャンブルを生き甲斐にする、七五歳の不良じじい。今日も今日とて狙うは一発大穴。なけなしの年金片手に悪友幸兵衛と競馬場への道すがら、顔見知りの予想屋竜さんが何者かに殺されたことを知る。ダイイングメッセージは「けんだまが、バスとボート」。この言葉の意味は?よせばいいのに探偵気どり。男はやっぱり美人に弱い。いくつになっても男はオトコ。“快男爺”松吉が恋の行方に意地をかけ、孫の大輔と共に大奮闘。名古屋パワー炸裂のユーモアミステリー第二弾。
著者等紹介
岡田斎志[オカダヒトシ]
1949年、北海道生まれ。中京大学卒業。さまざまな職業を経て、現在文筆業に専念
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