出版社内容情報
『逆説の日本史』別巻シリーズ第4弾!!
日本に「戦争絶対否定論者」が多いのは、過去の戦争はすべて悪という罪悪史観に囚われているからではないか――。
例えば日清戦争は、中国の覇権を終わらせアジアの近代化を促したという点で、大きな意義がある。もし中華体制が永遠に続いていたら、日本や朝鮮は、インドのようにヨーロッパの植民地になっていたかもしれないのである。
一方、日本民族の愚かさを露呈したのが薩英戦争。日本刀で黒船を阻止できなかったように、憲法九条でテポドンから国民を守ることはできない。幕末の攘夷論者と現代の護憲論者の言っていることは、「空想的国防論」という意味で同じなのだ。
シリーズ累計490万部! 歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』別巻シリーズ第4弾「ニッポン戦乱史」は、長篠の戦い、朝鮮出兵、関ヶ原の戦いから、薩英戦争、日露戦争まで、戦国時代と幕末維新に活躍した英傑たちによる41の合戦の深層に迫る、目からウロコの戦争論。逆説史観から導き出される歴史の教訓は必読!! きっと読者の歴史認識を覆すことでしょう。
解説は人気脚本家の内館牧子氏。
逆説の日本史 別巻4
ニッポン戦乱史 目次
まえがき …………5
内容説明
日本に「戦争絶対否定論者」が多いのは、過去の戦争はすべて悪という罪悪史観に囚われているからではないか―。日清戦争は、中国の覇権を終わらせアジアの近代化を促した点で、大きな意義がある。一方、日本民族の愚かさを露呈したのが薩英戦争。日本刀で黒船を阻止できなかったように、憲法第九条ではテポドンから国民を守れない。攘夷と護憲は「空想的国防論」という意味で同じなのである。『逆説の日本史』別巻シリーズ第四弾「ニッポン戦乱史」は、戦国時代と幕末維新に活躍した英傑達と戦乱の深層に迫る戦争論。逆説史観による教訓は必読!!
目次
第1章 戦国武将の野望1 下克上を勝ち抜く知恵
第2章 戦国武将の野望2 織田信長の天才的戦術
第3章 戦国武将の野望3 豊臣秀吉の天下統一戦略
第4章 戦国武将の野望4 徳川家康の情報工作
第5章 幕末維新1 幕藩体制を揺るがした国防論
第6章 幕末維新2 大政奉還と戊辰戦争の混沌
第7章 幕末維新3 近代国家としての戦争論
第8章 日本人が学ぶべき戦乱の教訓
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年、『猿丸幻視行』で江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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