出版社内容情報
笑って泣ける人情コメディ映画をノベライズ
昭和58年、宮崎。県立高校の野球部で甲子園をめざす浅本有也、日留川三郎、板東欽三の3人は、その名前の頭を取って「あさひるばん」と呼ばれていた。3人のチームワークは鬼監督・阪元雷蔵もあきれるほどで、彼らは同じように監督の娘で野球部のマネージャーでもある幸子に恋心を抱いていた。県大会の決勝ではあと少しのところで甲子園出場に手が届かなかった3人だったが、高校卒業後、お互いに会うこともなく、月日は過ぎていた。
30年後、東京で小さなイベント企画会社を経営する「あさ」こと浅本のところに、憧れのマドンナだった幸子の娘、有三子から手紙が届く。幸子に娘がいたことに驚く「あさ」だったが、手紙によれば、幸子は重病であり、入院中の母に会いに来てほしいとのこと。そんな「あさ」に、宮崎刑務所から電話が入る。電話の向こうには、いまは受刑者となっている「ばん」こと板東がおり、彼も有三子からの手紙を受け取ったという。なんとかして幸子の元に駆けつけたいと懇願する「ばん」だったが……。自ら腹話術も演る「あさ」は、芸人仲間を集めて、とるものもとりあえず宮崎刑務所に向かうのだった。幸子と故郷への熱い思いを心に抱いて。
【編集担当からのおすすめ情報】
「釣りバカ日誌」のやまさき十三さんが初めて監督を手がけた映画は、笑いあり涙ありの人情コメディ。このノベライズでは、「あさひるばん」の3人組の活躍がたっぷりと楽しめます。
辻村 公輔[ツジムラ コウスケ]
著・文・その他
やまさき 十三[ヤマサキ ジュウゾウ]
著・文・その他
内容説明
昭和58年、宮崎。野球部で甲子園をめざす浅本有也、日留川三郎、板東欽三の三人は、その姓の頭をとって「あさひるばん」と呼ばれていた。三人のチームワークは鬼監督・阪元雷蔵もあきれるほどで、彼らは同じように監督の娘で野球部マネージャーでもある幸子に恋心を抱いていた。三十年後、東京でイベント会社を経験する「あさ」こと浅本のところに、幸子の娘だという有三子から手紙が届く。手紙によれば、幸子は重病で入院しており、会いに来てほしいとあった。そんな「あさ」に、宮崎の刑務所から電話が入る。いまは受刑者となっている「ばん」からだった…。
著者等紹介
辻村公輔[ツジムラコウスケ]
1958年生まれ。世界各地を放浪した後、十年前から京都に住み、著述業に専念する
やまさき十三[ヤマサキジュウゾウ]
1941年、宮崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、東映に入社。助監督を経て、漫画原作者へと転身。代表作には「釣りバカ日誌」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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