小学館文庫<br> 銀座ナイルレストラン物語

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小学館文庫
銀座ナイルレストラン物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088571
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日本最古のインド料理店の知られざる歴史

リニューアルした歌舞伎座の前にあるインド料理店『ナイルレストラン』。日本で最古のインド料理店の三代に渡る歴史を繙きつつ、日本のカレー文化の歩みを明かす。カリー番長水野仁輔氏渾身のノンフィクション作品。

内容説明

新歌舞伎座の程近くに佇む、銀座の老舗インド料理店『ナイルレストラン』の三代にわたる波乱に満ちたドラマを徹底取材したノンフィクション。日本最古のインド料理店にして日本で初めて本格カレーを世に広めたことで知られる同店は一人のインド人青年が京都帝国大学に留学したことから始まった。それから六十四年。時代に翻弄されながらも頑なにレシピを変えずに名物「ムルギランチ」を作り続けるナイル家の秘められた歴史とは。東京カリ~番長として知られる著者だからこそ解き明かせた、秘話と味を丹念に綴った読み応えのある作品。

目次

第1章 誕生(職を失った革命家;日印親善は台所から ほか)
第2章 成長(インド人コックの来日;天才ナイルの大阪万博 ほか)
第3章 危機と復活(「ナイルレストラン」史上最大の事件;火事からの見事な復活 ほか)
第4章 謳歌(ナイルの花火大会;ナイルの芸能活動 ほか)
第5章 老舗(ムルギランチの謎;変わらないメニュー ほか)

著者等紹介

水野仁輔[ミズノジンスケ]
1974年静岡県生まれ。大学進学で上京後、インド料理店で働き経験を積み、99年に男性八人組の出張料理集団「東京カリ~番長」を結成。全国各地のイベントでカレーのライブクッキングを実施。2008年に男性四人組の日印混合インド料理集団「東京スパイス番長」を結成し、毎年インドを訪れて料理の研鑽を積む。「イートミー出版」を立ち上げ、マニアックなカレー本の制作を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴンゾウ@新潮部

57
あーダメだ。ムルギランチとラサムスープが頭から離れない。年に何度かお世話になっているナイルレストランの繁盛の秘密がとてもよくわかった。オーナーのナイルさんの経営哲学と人間力がお客さんを魅了する。改めてナイルレストランを訪ねてみない。2017/06/17

15
【全面的に、よく読んでね~、読めば読むほど食べたくなるよ~🍛】日本初のインド料理店創業者、実はカレーを作れなかった…?"まじぇ"スティックな魅力を秘めた、日印をつなぐ逸話の数々▼カレー屋という軸を太く持ちながら、縦横無尽の活躍(歌舞伎も講演も)を見せる二代目ナイルさん。名物のムルギーランチ、また食べに行きたい!(まだ未体験のチキンマサラも!)2021/08/18

岡本匠

14
古本屋「本は人生のおやつです」で購入。こういう本を読むとその店に行きたくなる。老鶏を使った「ムルギランチ」食べてみたい。インドの革命家と日本のカレーとの繋がりが「中村屋」だけではなかったという事を新たに知った。2016/11/19

てくてく

10
ナイルレストラン3代の話、その中でも店の経営と味をある確立した2代目の語りが中心。さらに銀座そのもののエピソードもあって楽しく読んだ。確かに、普遍的であること、店にカリスマがあること、いたずらに支店を出したりしないこと、あたりが興味深かった。2016/09/16

スプリント

8
ムルギランチが無性に食べたくなる本です。歴代当主の業績も素晴らしいですが内助の功が当主を支えていたことが共通しておりそれも素晴らしいことだと思います。2015/07/31

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