小学館文庫
サイゴンから来た妻と娘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088496
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大宅賞に輝く伝説の名著が小学館文庫に登場

特派員としてベトナムに赴任した新聞記者が出会ったのは現地の美しい女性とその娘。結婚して日本にやってきた彼女たちが 繰り広げるカルチャーギャップと国際結婚の現実を描いた笑いと涙の作品。一九七八年に発表されるや 大ベストセラーとなり、NHKドラマ化もされた名作の新装版。 「夜中に腹が減ると納豆と卵で一杯かきこむことがよくある。妻は身震いしならが見ている。そして、『ああ、とんでもない野蛮人と結婚してしまった』と、嘆く」(本文より )著作累計100万部以上のノンフィクション作家となった著者の原点といえる傑作。解説は新井信さん。

内容説明

特派員としてベトナムに赴任した新聞記者が出会ったのは現地の美しい女性とその娘。結婚して日本にやってきた彼女たちが繰り広げるカルチャーギャップと国際結婚の現実を描いた笑いと涙の作品。一九七八年に発表されるや大ベストセラーとなり、NHKドラマ化もされた名作の新装版。

目次

サイゴンからの子連れ妻
ベトナム式子育て法
わが家の性教育
妻は食いしん坊
夫婦そろって動物好き
いくらしたかね?
ミーユンの思春期
ベトナム難民の涙
ベトナムからの手紙

著者等紹介

近藤紘一[コンドウコウイチ]
1940年東京生まれ。早稲田大学卒業後サンケイ新聞入社。フランス留学を経て、サイゴン特派員、バンコク特派員。79年『サイゴンから来た妻と娘』で第十回大宅壮一ノンフィクション賞、80年ボーン・上田記念国際記者賞、84年『仏陀を買う』で第十回中央公論新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

53
ベトナム人の女性と国際結婚をし、日本で生活する夫婦を描いた作品。妻と娘との生活、日本とベトナムの違いをユーモラスに紡いでいます。文化の違いをありありと見たような気がしました。2021/01/31

スー

15
ベトナムで出会った年齢不詳女性と結婚した記者、妻と娘との生活や日本とベトナムの違いを面白おかしく書いてあります。常に外国の脅威にさらされ戦争が多かったお国柄なのか、妻の考え方や行動は日本人から見ると驚く事も有りましたが、反省する箇所も有り日本人は何故眉間にしわを寄せているのか?不幸せなのか?と質問する。ベトナムは女性が強くいつの間にか女主人になっていても夫にベタベタベターと言いながらくっついていく仕草に和みました。妻とウサギのエピソードは腹が痛くなるほど面白かった。2017/03/09

てくてく

7
サイゴン陥落後のベトナムの変化、ベトナムの人の自由を愛するしたたかさ、日本で住むようになった妻とその娘との関係が描かれており、妻の個性によるエピソードが印象的だった。2018/02/27

DEE

5
再読。 一つの国の終わりを報じる記者の目と、ベトナム人の妻と連れ子を見守る温かな目。 読んでいて心地いい文章。 夭折の新聞記者は、今の時代を生きていたら何を語るのだろう?2015/07/03

はち

5
ベトナムのイメージは水曜どうでしょうの原付ベトナム縦断しかなかった。特にベトナム戦争後のまだ混乱きた時期のことなんて全く知らなかった。国際結婚の大変さ、教育観の違い、そして中国、日本、フランスの占領、内戦と混乱を繰り返してきた国の人の考え方に少し近づけた気がする。あの笑顔の裏にいろいろあるのだなぁ。2013/09/10

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