小学館文庫<br> 凍原―北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂

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小学館文庫
凍原―北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂

  • 桜木 紫乃【著】
  • 価格 ¥680(本体¥619)
  • 小学館(2012/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094087321
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

少女は、刑事にならねばならなかった。

1992年7月、北海道釧路市内の小学校に通う水谷貢という少年が行方不明になった。両親、警察関係者、地元住民の捜索も実らず少年は帰ってこなかった。最後に姿を目撃した同級生の杉村純少年によると、貢少年は湿原のほうへ向かっていったという。
それから17年、貢の姉・松崎比呂は刑事となって札幌から釧路の街に帰ってきた。その直後、釧路湿原で他殺死体が発見される。被害者は、会社員・鈴木洋介34歳。彼は自身の青い目を隠すため、常にカラーコンタクトをしていた。比呂は先輩刑事である片桐周平と鈴木洋介のルーツを辿るように捜査を進めてゆく。
事件には、混乱の時代を樺太、留萌、札幌で生き抜いた女の一生が、大きく関係していた。
『起終点駅(ターミナル)』で大ブレイク! いま最注目の著者唯一の長編ミステリーを完全改稿。待望の文庫化!




【編集担当からのおすすめ情報】
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いまもっとも書店員・書評家・編集者の注目を集める作家・桜木紫乃がおくる、唯一の長編ミステリー!

桜木 紫乃[サクラギ シノ]
著・文・その他

内容説明

一九九二年七月、北海道釧路市内の小学校に通う水谷貢という少年が行方不明になった。湿原の谷地眼(やちまなこ)に落ちたと思われる少年が、帰ってくることはなかった。それから十七年、貢の姉、松崎比呂は刑事として道警釧路方面本部に着任し、湿原で発見された他殺死体の現場に臨場する。被害者の会社員は自身の青い目を隠すため、常にカラーコンタクトをしていた。事件には、樺太から流れ、激動の時代を生き抜いた女の一生が、大きく関係していた。いま最注目の著者唯一の長編ミステリーを完全改稿。待望の文庫化。

著者等紹介

桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第八二回オール讀物新人賞を受賞。07年初の単行本『氷平線』が新聞書評等で絶賛される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

195
湿原で発見された遺体の謎を追うと、樺太から引き揚げて来た女性に繋がってゆく。実に読み応えのある作品。惜しいのはタイトルか。長いタイトルの刑事物と思わせるが、樺太から引き揚げた女の一生と言える。南樺太は日露戦争で日本領となり、満州よりも「日本」としての歴史が長い。南樺太で生まれ育ち引き揚げた人々も北海道にはいらしたと知る。事件の切っ掛けは樺太からの引き揚げにある。はっきりと明かされない部分もあり気になる読後感。私の読解力が足りないかも知れないので再読しよう。北海道の知られざる面もあり読み応えある作品でした。2018/06/09

やんちゃジジイ

153
この著者の文章は本当に美しい。寂しい女性像を書かせたら、この著者の右に出る者はいないんじゃないかな。この小説は警察物ですが、登場する女性が皆、一癖も二癖もある悲しくも寂しい女性たちでした。最初の方は何か物足らない感じで読んでましたが、途中から引き込まれ最後はお見事な締めくくりでした。片桐刑事もいい味だしてました。彼もまた寂しい男でした。自分なら耐えられないだろうと思ってしまった。2016/11/28

JKD

145
こういう時代にありがちな複雑な家系の根底にある女性たちの凄まじく真っ直ぐな生き様と北国の雰囲気をリアルに描くのは、さすが桜木作品と感じました。殺意の動機がいま一つ釈然としないが、単なる犯人探しではないというのがミソですね。2016/10/10

takaC

139
難解すぎる。事件がというか小説が。2016/08/30

あすなろ

138
あまり自分のルーツも気にしないし、人の過去にも無頓着。嘘を突き通せばそれが歴史になってしまう。何度も染めれば良い。そんな背景と心境と時代を描いた北海道と樺太の大河ミステリー。実際の心境や土地柄から反発もあろう。しかし、釧路湿原と共にそれを描いた本作は、そうとしか理解出来ない心境を描き完結させていると思う。そうした意味で、桜木氏の描く北海道の世界なのだ。しかし、荒い描写も多かったと思う。多く人物像と展開の読み取りが困難なことが多々。特に多くの人物像の書き込みは、本作は大事なのでは?今後の作品に期待!2015/08/13

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