小学館文庫 ディープスカイ

リー，パトリック【著】〈Ｌｅｅ，Ｐａｔｒｉｃｋ〉/瓜生 知寿子【訳】

小学館（2013/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 493p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094087277
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

SFテクノスリラーの話題シリーズが完結！

ホワイトハウスが爆撃され、大統領の死が告げられた。大統領と志を共にしていた政府秘密機関タンジェントの組織員トラビスとペイジは「スカラーを調べろ」という容疑者のメモを頼りに真相究明に乗り出す。タンジェントが八〇年代に関わっていた「スカラー」を調べるため、トラビスは有体物《タップ》を使って、脳内で一九七八年に溯る。いくつかのヒントを持ち帰ったトラビス一行は、カリフォルニア州ラムレイクを目指すも、次々と敵の襲撃に遭う。そしてついに、巨大な裂け目ブリーチの正体が明かされる……。
「メタルギア」シリーズ監督のゲームデザイナー小島秀夫氏も大絶賛したSFテクノスリラーの超話題シリーズが、ここに完結！


【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ1作目「ザ・ブリーチ」「ゴーストカントリー」に続き、全米の若いゲーム世代から熱い支持を受けている完結編がいよいよ登場します。
メガヒットゲーム「メタルギア」シリーズ監督のゲームデザイナー・小島秀夫氏をして「読まないと損する」と言わしめた本作。その言葉を確かめるためにも、ぜひ手にとってみてください！！

内容説明

ホワイトハウスが爆撃され、大統領の死が告げられた。大統領と志を共にしていた政府秘密機関タンジェントの組織員トラビスとペイジは“スカラーを調べろ”という容疑者のメモを頼りに真相究明に乗り出す。タンジェントが八〇年代に関わっていた“スカラー”を調べるため、トラビスは有体物“タップ”を使って、脳内で一九七八年に溯る。いくつかのヒントを持ち帰ったトラビス一行は、カリフォルニア州ラムレイクを目指すも、次々と敵の襲撃に遭う。そしてついに、巨大な裂け目ブリーチの正体が明かされる…。ＳＦテクノスリラーの超話題シリーズが、ここに完結！

著者等紹介

リー，パトリック［リー，パトリック］ ［Ｌｅｅ，Ｐａｔｒｉｃｋ］
米国ミシガン州在住。映画脚本家を目指した後、小説家としてデビュー。第一作『ザ・ブリーチ』は、近未来冒険小説として大きな話題となる

瓜生知寿子［ウリウチズコ］
大阪府生まれ。通訳者を経て、現在は翻訳業。文芸書を中心に翻訳する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[RIN]

三部作通してかなり面白かった。様々なテクノロジーとアメリカの政治、権力闘争等々が複雑に絡み合って終盤に向けて畳み込むようにスピードアップしていく手腕はなかなかなもの。ただ、話が複雑過ぎてまとめて読まないと何が何だったっけ？になりがちなので、これから読もうと思っておられる方は（この登録の少なさからするとおられないかな＞＜）三冊まとめて一気読みをおススメする。出版時も三分冊で一挙発売の方が売れたのでは？＾＾；

2016/01/25

[JACK]

○ 空間の亀裂「ブリーチ」を巡るSF小説三部作の完結編。ホワイトハウスと、ブリーチを管理する秘密組織タンジェントの基地が攻撃を受ける。壊滅的な打撃を受けたトラビスは容疑者の残した言葉「スカラー」を調べるため、ブリーチから出現した有体物「タップ」を使う。タップは非常に面白いアイディア。脳に入り込んで、過去の事象を追体験できるだけでなく、その時やらなかった事も実行する事が出来る。作中でも捻りを加えた使い方をしていて魅力的。しかしブリーチの正体は個人的にはちょっと物足りないものでした。そこが残念。

2020/11/03

[わたなべよしお]

　う～ん、でもけっこう楽しめた。結局、地球と地球人という範囲内で収まってしまったのは残念で、まだ謎は残るが、わりと好きな作品でした。

2014/01/09

[いちみ]

★★★☆☆　読了！★３つつけます♪　第２作では方向性がイミフになって脱落しかけましたが…見事にまとまってます。ま強引ではあるものの。 昨今は日本の小説でも、こうした畳みかけるような展開の作品が流行ってるように感じますが、うんこれは世界的な潮流なのかしらん？ これで、もしキャラクターなど個人的にも魅力を感じられるような部分がもっと多ければかなり面白いといえましょう。今後の作品にも期待ですね。 とにもかくにも、迫力とスピード感、押し寄せるパワーは一読の価値あるとは思います。できれば頑張って、３作全部どうぞ！

2013/12/16

[まなぶ（本コレクター）]

シリーズ完結。面白い！後半のどんでんも凄いけど，ハラハラさせられるしワクワクする。これまで明らかにされなかった謎もだいたいはっきりしたし，オチにも満足。映像化されないかなぁ。

2014/01/29