出版社内容情報
人気シリーズ第3弾は胸を打つ『話』の特集
團伊玖磨がアサヒグラフで36年間書き続けてきた名随筆1842本の中から厳選してテーマ別に刊行している『パイプのけむり 選集』シリーズ。
第1巻『食』、第2巻『旅』に続いて第3巻が登場。
今回のテーマは『話』。笑える話、驚きの話、美しい話、思わず涙する話・・・・。座談の名手が贈る多彩な『話』の特集。
戦後の復興を見つめてきた團氏。戦争、災害の理不尽さ、それに立ち向かう力、そして人間の優しさを筆に込めてきた團氏の作品は今こそ読むべき珠玉の作品ばかり。心が辛い時こそ手にとっていただきたい1冊。
≪本書より≫
息子が気に入っていたものを割ってみると中には・・・『化石』。ありきたりな挨拶をやめて新しい言葉を考えてみた・・・『ずどん』。梅ぼ志飴と猫の関係は・・・『昇天』。八丈島で遭った地震の時に・・・『地震』。
解説は著者の『夕鶴』『花の町』などの作品を歌い続けているオペラ歌手の佐藤しのぶさん。
化石 そうすっとお 釣れますか 狸 ずどん オツキサマチガイマース ポン 泡風呂 ごっこ 昇天 山の芋 偶然 立像警官 鳩の灯 蕁麻疹 地震 石神井のキャヴア・
新宿の鮎 ちらちらするものあれは何 地球儀 横浜の午後 裏目 出歯亀 青頸 腕輪 白い花・黒い花 呟き 白毛魚 黒の背景 神々の朝 旧暦の蛍 けもの道 山のおじさん 木質化 晴れ間の記 銀座八丁 着脱自在 雑巾と歌 西高東低
解説・マエストロDANの思い出
内容説明
第十九回読売文学賞を受賞した名随筆集の中から厳選して贈る人気シリーズ、第三弾。美しい話、楽しい話、驚く話、そして思わず涙する話が満載。息子が気に入っていた石の中にはなんと一千万年以上も前の貝が…「化石」、ありきたりな挨拶をやめて新しい言葉を考えてみると…「ずどん」、トマトが逃げるという奇妙な話とは…「木質化」、空襲で焼け野原となっても失わなかった未来への希望…「西高東低」、ほか三十五編。
目次
化石
そうすっとお
釣れますか
狸
ずどん
オツキサマチガイマース
ポン
泡風呂
ごっこ
昇天〔ほか〕
著者等紹介
團伊玖磨[ダンイクマ]
1924年、東京生まれ。作曲家。祖父は男爵・團琢磨氏。名随筆家として知られ、37年間に渡り書き続けられた『パイブのけむり』シリーズは大人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
ほりん
佐島楓
sawa
ナチュラ