出版社内容情報
父と子の別れを描いた韓国発大ベストセラー
白血病で入退院を繰り返す9歳の少年ダウム。父のホヨンは詩人だが、数年前に妻に去られ、翻訳業をこなしながら、再発をくり返すダウムを献身的に看病してきた。医師には骨髄移植以外に助かる道はないと宣告されるが、ドナーは見つからず、さらに莫大な治療費がホヨンを追い詰めていく。大きな愛でダウムを包み励ましてきたホヨンだが、完治が絶望的ななか、これ以上辛い治療を息子に強いたくないと、ダウムを退院させて山村に住む老人の家に身を寄せる。自然の中、父とともに久しぶりの子供らしい日々を過ごしたダウムは、一時健康を取り戻したように見えたが、ある日容体が急変し、緊急入院することに。なんとか一命を取り留めたダウムとホヨンの前に、愛人の画家とフランスに渡っていた元妻が現れ、ダウムを引き取りたいと言い出す。拒絶するホヨンは、治療費を作るためにある決心をするが、やがてその彼に悲劇が……。韓国で200万部のベストセラーとなった感動の小説が、新版翻訳で待望の文庫化。
内容説明
白血病で入退院を繰り返す九歳の少年ダウム。父のホヨンは数年前、妻に去られ、再発をくり返すダウムを献身的に看病してきた。医師には骨髄移植以外に助かる道はないと宣告されるが、ドナーは見つからず、さらに莫大な治療費がホヨンを追い詰めていく。治療をあきらめかけた矢先、奇跡的にドナーが見つかるが、ホヨンの前に再婚した妻が現れ、ダウムを引き取りたいと言い出す。拒絶するホヨンは、手術費用をつくるためにある決心をするが、その彼に思わぬ悲劇が訪れるのだった。韓国で二百万部のベストセラーを記録、フジテレビ系で放送される同名ドラマ原作小説。
著者等紹介
チョチャンイン[チョチャンイン]
趙昌仁。ソウル生まれ。韓国の中央大学および同大学院で文学を専攻。雑誌社や新聞社の記者を経て、作家に。『彼女が目覚める時』、『暖かい抱擁』を発表した後、2000年に『グッドライフ』が大ベストセラーになる
金光英実[カネミツヒデミ]
静岡県生まれ。清泉女子大学西語西文学科卒業。韓国の中央大学大学院最高経営者過程修了。現在はドラマの翻訳やエッセイの執筆などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
みつ
kuwagata
銀蔵
ちぃ