小学館文庫
玉精公記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094085297
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

その日、織田信長は誰にも告げず、一人で那古野城を抜け出した。誰にも見とがめられることなく熱田神宮の本殿地下に辿り着いた信長は、そこで美しい光を放つ紅の碁盤を見出す。この碁盤こそ三種の神器のひとつである八尺瓊勾玉であった。碁盤の精である「玉精」と天下征覇の血盟を結んだ信長は、桶狭間の戦いに勝利し、快進撃を続ける。だが「玉」の導きで天下に手がかかった信長の前に神器のひとつ「鏡」の勢力が動き出す。三種の神器のひとつが古代中国から伝わった碁盤だったという奇想から生まれた歴史大ロマン。戦乱の世に展開されたもうひとつの戦いを描く。「囲碁マンガ原作大賞」グランプリを小説化。

著者等紹介

大石直紀[オオイシナオキ]
1958年、静岡県生まれ。関西大学文学部卒業。98年『パレスチナから来た少女』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞して、小説家デビュー。2003年『テロリストが夢見た桜』で第三回小学館文庫小説賞を受賞する

帯坂篁太郎[オビサカコウタロウ]
『玉精公記』で「囲碁マンガ原作大賞」グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kouki_0524

1
神器の一つが碁盤というのは意外な発想だったが、昔における碁の位置づけからすると、それほど違和感もない。 明智光秀の結末には唸らされた。大河ドラマでも見ているような感じになる小説。2015/06/03

帽子屋

0
フィクションと史実が巧みにまとまって、読んでいてまるで大河を見ているような気持になりました。三種の神器の扱いは上手かったけど、なんか強引かなあと思う展開もあったりなかったり(^_^;)他の方も書いていらっしゃいますが、後半の盛り上がりが甘いかなあという印象。2014/04/29

三田主水

0
信長の覇業の陰には、歴史を陰から操る玉精の力があったという伝奇もの。「信長公記」の陰に隠された、もう一つの、真の公記という設定は面白いのですが、展開が盛り上がりに欠けるのと、オチがすぐに読めるのが難。2010/07/17

まる

0
信長の天下取りの裏には「三種の神器」が関わっていたという話。史実とフィクションの絡め方が上手い。信長以後の話が足早だけど、破綻なくまとまっていると思う。光秀の扱いが丁寧で、終盤おぉ!と唸らされた。是非漫画として読んでみたい。2010/11/01

aiyoshi

0
書評→http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20100721/12797206102010/07/21

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