小学館ジュニア文庫 月の王子 砂漠の少年

三木 笙子【著】/須田 彩加【イラスト】

小学館（2018/12発売）

• サイズ B40判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784092312678
• NDC分類 K913
• Cコード C8293

出版社内容情報

美しき王子の華麗なる冒険ミステリー！

心優しき美貌の第二王子アリーと、深い洞察力を持つ「観察術使い」のサリフ。二人は無二の親友だった。
ある日、どんな願いでも叶えてくれるという呪術師の噂を耳にし、そのからくりを解こうと二人は呪術の現場に潜入するのだが・・・・・・！？
つぎつぎと謎の事件が起こり、次第に追いつめられていくアリーと、彼を守るために動くサリフ。
いったい誰が本当の味方で、誰が敵なのか。
そしてついに真の敵がその正体を現したその時、アリーとサリフに別れの時が訪れる――。
砂漠の都で、華麗にくり広げられる冒険ミステリー！

三木 笙子［ミキ ショウコ］
著・文・その他

須田 彩加［スダ アヤカ］
イラスト

内容説明

心優しき美貌の第二王子アリーと、その親友ですぐれた洞察力を持つサリフは、ある日、「どんな願いも叶えてくれる」呪術師の噂を耳にし、そのからくりを解こうと呪術の現場に潜入するのだが…！？つぎつぎと謎の事件が起こり、次第に追いつめられてゆくアリーと、彼を守るために動くサリフ。いったい誰が味方で、誰が敵なのか？そしてついに真の敵が正体を現したその時、アリーとサリフに別れの時が訪れる―。砂漠の都で、華麗にくり広げられる冒険ミステリー！高学年から。

著者等紹介

三木笙子［ミキショウコ］
秋田県生まれ。２００８年『人魚は空に還る』（東京創元社）でデビュー

須田彩加［スダアヤカ］
３月１２日生まれ。岐阜県出身のイラストレーター。キャラクターデザインやゲームのイラスト中心に、書籍やＣＤジャケットイラストを手掛ける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しましまこ]

ジュニア文庫でも、魅力的なコンビ。月のような美貌の心優しき王子と幽閉される運命の聡明な少年。身分差と別れの気配と美しい友情と。堪らんです！

2018/12/19

[Norico]

バクダットの第2王子と王に仕えて一生を過ごさなければならなくなる少年の物語。王宮で起こる日常の謎的なものを2人で解いていくうちに見えてくる、王太子の正体。ジュニア文庫なので、あっという間に読み終わっちゃうけど、もう少し続きも読みたいなぁ

2019/08/10

[らいしょらいしょ]

他の方もそうなのか。よく知らずに手に入れたらジュニア向け…　表紙のいかにもラノベな美少年に、いささか気恥ずかしく思いつつも読了。面白。これは終わりではない、きっと始まりだね？と期待させる最後の数ページ。できれば大人向けにアリーとサリフの旅や、兄上のこれまでの経緯など、ままならんだろうけどきっと魅力的なお話を書いてほしい三木先生。

2019/05/09

[くりっちぃ☆]

三木さんが初めてジュニア向け文庫を書き下ろし。相変わらず信じ合うイケメン２人が協力して謎を解く、問題を解決する、という展開。 唯一の違いは大人向けはふんわりとした終わりな事も多いが、こちらは明らかなハッピーエンドであった事か。爽やかな読み心地はテッパンでした。

2018/11/30

[spica015]

ジュニア向けとはいえ、かつてそういう時代を過ごした大人に向けても書かれた作品だけあって、充分楽しめた。運命を背負った王子とその親友の少年を軸に陰謀やら謎解きが加わって話が進む。謎解き部分はシンプルだけど、登場人物が皆個性豊かなおかげで、物語に面白みが増している。「観察術使い」や「時計守」といった魅力的な設定が割とあっさりしていたので、その辺りを掘り下げていく形でシリーズ化して欲しい。こういう作品を読んで、物語やミステリの面白さに目覚めてくれる子どもが増えるといいなと思う。

2019/05/31