出版社内容情報
「私は大勢のエースの中で、杉浦が最高だと思っていた。しかしヤクルトで会った伊藤智はそれ以上だった。彼の姿勢はチームに浸透していった」―知将が語る一流の一流たる所以とは。今の球界で最高のエースは誰か。
内容説明
戦力が大幅に劣った楽天を、監督就任わずか四年で二位に導いた名将・野村克也監督。勝利の鍵は「ピッチングスタッフの充実にあり」と語ってきた知将が、チームの核となるエースの存在意義、さらには一流と二流の違いを綴る。稲尾和久、杉浦忠、江夏豊ら往年のエースたちが見せた“凄さ”とは。ダルビッシュ、岩隈を知将はどう見ていたのか。期待の教え子、田中将大は真のエースになれるのか。エース論、リーダー論に加えて、組織論にも踏み込んだ渾身の一冊が待望の文庫化!エースは誰のために、何のためにマウンドに立つのか。中心なき組織は機能しない。
目次
第1章 稲尾、杉浦の凄さ
第2章 勝者と敗者の分岐点
第3章 ヤクルト時代に見たエースたち
第4章 エースも四番もいなかった阪神
第5章 「エース」と指導者の関係
第6章 田中将大は“真のエース”になれるか
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年京都府生まれ。54年にテスト生として南海に入団。戦後初の三冠王に輝く。70年、選手兼監督に就任。ロッテ、西武でもプレーし、80年のシーズンを最後に引退した。三冠王一回、MVP五回などタイトル多数。90年よりヤクルト監督として現場復帰。弱小球団を三度日本一に導いた。その後、阪神、シダックス監督を経て、06年より楽天監督に。09年、球団を初のAクラス(二位)に導き、監督を退く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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