小学館文庫
探偵Xからの挑戦状!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094084405
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

NHK総合テレビ放送のミステリー番組を文庫本で

死体発見、夕刊紙記者可能克郎が見たものは?(辻真先『DMがいっぱい』)、山荘を訪れた探偵が殺人事件に遭遇(白峰良介『赤目荘の惨劇』)、猫を誘拐、犯人の手口は?(黒崎緑『猫が消えた』)、別荘地でお笑い芸人が殺されて(霞流一『サンタとサタン』)、森江法律事務所に現れた客の正体は(芦辺拓『森江春策の災難』)、恋人を亡くした男が真相を追う(井上夢人『セブ島の青い海』)、脅迫状を送られた社長が密室で死亡!?(折原一『石田黙のある部屋』)、パンク刑事キッドが難事件を推理(山口雅也『靴の中の死体』)。
8人の作家が同名番組のために書き下ろしたミステリー小説を、問題編と解答編に分けて掲載。あなたはこの謎を解けるか? 「犯人当て」の醍醐味を活字でも楽しむ。
したから届いた挑戦状。あなたは謎を解けるか?

【編集担当からのおすすめ情報】
問題編と解答編を別々に掲載。「犯人当て」の醍醐味を活字でも楽しむ。

芦辺 拓[アシベタク]
著・文・その他

井上夢人[イノウエユメヒト]
著・文・その他

折原 一[オリハライチ]
著・文・その他

霞 流一[カスミ リュウイチ]
著・文・その他

黒崎 緑[クロサキ ミドリ]
著・文・その他

白峰良介[シラミネリョウスケ]
著・文・その他

辻 真先[ツジ マサキ]
著・文・その他

山口雅也[ヤマグチマサヤ]
著・文・その他

内容説明

『探偵Xからの挑戦状!』とは二〇〇九年四月一日より、NHK総合テレビ『EYES』(水曜深夜)枠で八回にわたって放送された番組。一話完結。放送日の一週間前から登録者の携帯電話に「問題編」のミステリー小説を配信、登録者は犯人を推理して携帯サイトに投票、「解答編」は放送日に番組内で紹介される。本書は同番組のために執筆された小説八作品を文庫化したものである。

著者等紹介

辻真先[ツジマサキ]
1932年愛知県名古屋市生まれ。NHK草創期のテレビドラマやバラエティ番組を多数演出。フリーに転身後は、黎明期のアニメで「鉄腕アトム」「ゲゲゲの鬼太郎」「サザエさん」「デビルマン」などの脚本を手掛けた。やがてミステリーを執筆するようになり、82年「アリスの国の殺人」で第35回日本推理作家協会賞を受賞。可能キリコ(スーパー)と牧薩次(ポテト)のコンビが活躍するシリーズは、息の長い人気を博している。2008年には牧薩次の名で「完全恋愛」を発表、第9回本格ミステリ大賞を受賞した

白峰良介[シラミネリョウスケ]
兵庫県神戸市生まれ。同志社大学法学部卒業。大学在学中、推理小説研究会に籍を柱く。広告会社でコピーライターとして活躍した後、1991年「飛ぶ男、墜ちる女」で本格的に推理作家としてデビュー。パズル作家としての一面も持つ異色のミステリー作家

黒崎緑[クロサキミドリ]
兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。在学中は推理小説研究会に所属。当時のメンバーには、同じく推理作家の有栖川有栖や後に夫となる作家の白峰良介らがいた。卒業後、1989年に「ワイングラスは殺意に満ちて」で第7回サントリーミステリー大賞の読者賞を受賞し、デビュー

霞流一[カスミリュウイチ]
1959年岡山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中はワセダミステリークラブに所属。94年「おなじ墓のムジナ」で第14回横溝正史賞の佳作に入選し作家デビュー

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪府生まれ。読売新聞大阪本社在職中の86年、「異類五種」で第2回幻想文学新人賞に佳作入選。90年には「殺人喜劇の13人」で第1回鮎川哲也賞を受賞し、本格デビュー。代表作にインターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2005を受賞した「紅楼夢の殺人」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

96
【探偵Xシリーズ】第1弾。犯人当てを目的とした短編アンソロジー。先ず問題編があり、本のラストに解答編がまとめてある構成。元はNHKの視聴者参加型推理番組として作られたらしく、映像化を前提の物語の様だ。観て理解する事を言葉で説明すると、思わぬヒントになってしまう。この部分が推理の伏線として、表現が難しかったのではと思う。そういう意味で、推理出来たのにという場面も在るのだが、昔の探偵クイズとは全く違う良書である。大好きなシリーズ探偵が登場するので、シリーズを知る上にもよい。是非、ドラマ放送の方も観てみたい。2023/02/28

ヒロユキ

29
ドラマは見たことないんですけど、読み終わってドラマもスゴく見たくなった。個人的には黒崎緑さん、井上夢人さんの話が面白かった。2012/05/20

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

27
NHKの視聴者参加型ミステリー番組の原作として執筆された8編からなる短編集。「問題編」と「解答編」の2部構成で、かつ映像化が前提という条件を同じくしながらも、ミステリークイズ風の作品一色にならず、8人8様の色合いの異なる「真相当て」を楽しませてくれる。一つひとつの作品が短いため物足りなさは残るが、未読の著者の“味見”としてはちょうどいい感じ。とりわけ井上夢人さんは追いかけてみたくなった。ただ、芦辺作品は、あの前振りであのオチを持ってくるのは反則では? まあ、そこも含めて面白がってしまったわけなんだけれど。2014/07/31

山茶

19
うーーんイマイチ。一流の推理小説作家オンパレードなのだが、ドラマ用だからか微妙なものばかり。ワンポイントの推理小説ばかりでひねりが足りない。。。2012/09/20

まるも

13
見逃してしまった作品もあったので、書籍化はとてもありがたいです。あとがきでは意外な制作秘話もあったりで…グッジョブです、NHK(笑)難易度高くなさそうなのに1問も正解できない自分が情けない…。お気に入りは「森江俊策の災難」と「DMがいっぱい」ですが、両方とも本編を読んだことが無いので、いつか読んでみたいですv2010/04/10

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