小学館文庫<br> 熱中大陸紀行 真昼の星

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小学館文庫
熱中大陸紀行 真昼の星

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082760
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

南米大陸の南端パタゴニアに屹立するパイネ山塊を目指す旅から一転、“動物も水も空気も咆哮する”大アマゾンの奥の奥、水没ジャングルを経て、祈りの大地・世界の屋根チベットの聖山カイラスに至る「大陸紀行」の集大成、待望の文庫化なる。自らファインダーをのぞき、地球の果てに息づく生命の営みを映し撮り、かつ書き綴った旅の記録。
「第一章 氷河の牙へ――パタゴニア追想紀行」「第二章 奥アマゾンの水没ジャングルを行く」「第三章 チベット偽者巡礼旅」

椎名 誠[シイナ マコト]
著・文・その他

内容説明

椎名氏がこよなく愛す南米大陸の南端パタゴニアへの三度目の旅。屹立する氷河の牙パイネ山塊を目指す馬上行の果てに見た“真昼の星”。一転“動物も水も空気も咆哮する”大アマゾンの奥の奥を経て、祈りの地・世界の屋根チベットの聖山カイラスに至る「大陸紀行」の集大成。自らファインダーをのぞき、地球の果てに息づく生命の営みを映し撮り、かつ書き綴った旅の記録、待望の文庫化なる。

目次

第1章 氷河の牙へ―パタゴニア追想紀行(時間のとまった街;金物屋のアギラ;鳴かなかったコオロギ君 ほか)
第2章 奥アマゾンの水没ジャングルを行く(歩く巨大魚;泥ガニ獲り;三匹の獲物 ほか)
第3章 チベット偽者巡礼旅(ぶるぶる震える冷蔵庫;早朝の八角街;カンパ峠の落胆 ほか)

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
作家・写真家。1944年生まれ。79年に『さらば国分寺書店のオババ』で作家デビュー、たちまちベストセラー入り。89年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年に『アド・バード』で日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

48
辺境地の旅をこよなく愛するシーナさんの旅行記。南米パタゴニア、アマゾン、チベット高原の三章からなる、いわゆる「秘境」と言われる地域だ。こんなところにもずんずんと行ってしまえるシーナさんの行動力は大したものだ。特に風の国とも言われるパタゴニアの旅が良い。これが出た当時はまだ、パタゴニアに関する本はあまり一般的ではなかったように思える。★★★

ツバメマン★こち亀読破中

21
椎名誠のパタゴニア、アマゾン、チベットへの旅の記録。やはり辺境はこの人ですね!中でもパタゴニアがよく似合うし、もしかしたら一番好きな場所なのかもしれません。椎名が最初にパタゴニアを訪問した『パタゴニア~あるいは風とタンポポの物語』には息子のお土産にと、金物屋で材料を買い集めチャンピオンベルトを作る話(「岳物語」にも出てきたかな?)がありますが、その金物屋「アギラ」が18年経っても殆ど変わらずに存在していて、感動するのと同時に逆に時間の経過を感じて切なくなりました。2014/11/16

ダンスにホン!ころりん

9
20080611初版第1刷発行 150113読了 一冊で三度おいしい本 パタゴニア、アマゾン、チベットと旅をして今猛烈に地球儀がほしいてあります!次も旅の本読むぞ~!2015/01/13

ドナルド@灯れ松明の火

9
旅作家の面も持つ椎名さんの心象風景と言ってもいい、パタゴニア、アマゾン、チベットを再訪した旅の経験をまとめたもの。やっぱりダントツにパタゴニアを愛しているとわかる。若いときに来て会った人たちを探して再会して欲しかったのだが。パタゴニアの過酷な自然は変わらない。アマゾンの生態系の奥深さにはおののき、中国により様変わりしてしまったチベットにはガッカリし、椎名さんの中国に対する深い憤りが垣間見える。著者が年を重ねた結果からか、総体的に淡々と旅の様子が書かれている。2014/03/07

sawa

5
★★★★☆ パタゴニア、アマゾン、チベットの旅行記。どの国でも人間のたくましさ、自然の驚異が描かれており、圧倒される。自分では絶対しないような体験を読むって、やっぱり素敵で貴重なことだと再確認。(借)2011/04/15

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