内容説明
てめえはどっちだ?赤か、白か?平家は赤い目を持ち、源氏は白い目をしている。間われたガンマンは右の目が赤く、左の目が白かった―。屍らしきものがぶら下がる鳥居をくぐり抜けると、謎のスゴ腕ガンマンは空に向かい、いきなり銃を一発ブッ放した。愛、欲望、駆け引き、裏切りの渦巻く、キナ臭え、実に西部臭えウエスタンの幕が開く。脚本家NAKA雅MURAが、西部劇と「源平盛衰記」に、シェイクスピアと「風と共に去りぬ」のテイストまで融合させ、自らも脚本を手がけた映画「スキヤキ・ウエスタンジャンゴ」の世界観をさらに拡げて描くノベライズ小説。
著者等紹介
NAKA雅MURA[ナカムラマサル]
1968年石川県生まれ。96年、三池崇史監督作品「喧嘩の花道」で脚本家デビュー。おもな脚本作品に「中国の鳥人」「岸和田少年愚連隊・カオルちゃん最強伝説」「ウルトラマンマックス・15~16話」「46億年の恋」など。また近著に、映画脚本とともに、自らノベライズもした手塚治虫氏原作の『どろろ』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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