内容説明
“組織と人間”を主要テーマに歴史上の武将、参謀などを描き、次々とベストセラーを生んだ著者が、加賀百万石藩祖・前田利家とまつの夫婦愛を描く。豊臣秀吉亡き後、その子・秀頼の守役となった利家だったが…。迫り来る死の影、そして徳川家康が覇権を狙う中、いかに利家と妻・まつは北国に絢爛たる武家文化を華咲かせたのか?“不倒翁”といわれた利家は、短気だった若き頃とうって変わり、最期まで、加賀の国を文化国として栄え続けさせたいという夢に身命を捧げたのである。利家最後の二〇〇日を詳細に追った力作。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東京都庁で政策室長等を歴任、辣腕をふるう。79年美濃部知事退陣とともに退職。執筆、講演活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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