出版社内容情報
女子マラソン界の名伯楽が実践する「人を育てる」哲学。
有森裕子と五輪銀・銅メダル、鈴木博美と世界選手権制覇、そして高橋尚子と五輪金メダル・世界記録樹立……。女子マラソンの歴史を塗りかえ続ける“名伯楽”小出義雄監督に、この偉業を可能にさせたものはなにか? いまでこそ実績は認められているが、かつてそのやり方は「非常識」のそしりを受けた。だが、常識通りにやっていては新しいことはできない、と小出は言う。情熱と夢。そして、工夫。それだけが財産だったのだ。 平凡なランナーにすぎなかった現役時代から遠い先を見据えてきた男は、いまどんな夢を描いているのか。
内容説明
有森裕子と五輪銀・銅メダル、鈴木博美と世界選手権制覇、そして高橋尚子と五輪金メダル・世界記録樹立…。女子マラソンの歴史を塗りかえ続ける“名伯楽”小出義雄監督に、この偉業を可能にさせたものはなにか?いまでこそ実績は認められているが、かつてそのやり方は「非常識」のそしりを受けた。だが、常識通りにやっていては新しいことはできない、と小出は言う。情熱と夢。そして、工夫。それだけが財産だったのだ。平凡なランナーにすぎなかった現役時代から遠い先を見据えてきた男は、いまどんな夢を描いているのか。
目次
プロローグ 高橋尚子―ベルリンで見つめていたもの
2週連続マラソン アベベ―スピードと体力の限界への挑戦
目指せ、オリンピック 少年時代―“夢”を見つけた懐かしき日々
憧れの箱根駅伝 遠回り―家出、放浪、そして箱根への道
不完全燃焼だからこそ 教師就任―「10本」ではなく「12本」の理由
夢を受け継ぐ者 教え子たち―情熱と夢につき動かされて…
千葉へ、そして全国へ 高校駅伝―夫婦で成し遂げた全国優勝
実業団チームへの転身 次は世界―女性スポーツの時代を確信
鈴木博美と高橋尚子 育成術―ほめて伸ばす、そして時を待つ
時機を逃がさない タイミング―精神面も肉体面も把握する
エピローグ コロラド州ボールダー―企業や国に捉われないスケール
著者等紹介
満薗文博[ミツゾノフミヒロ]
1950年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学卒業。中日新聞東京本社(東京中日スポーツ)報道部デスク。陸上競技を中心に、五輪、世界選手権などを取材
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。