出版社内容情報
警視庁の密命を果たす、闇に紛れる忍びの者
「悪党ども、首を洗って待っていやがれ」
警視総監から和綴じの書物を直接手渡された女性警察官僚は呟いた。
その書物の表紙には、特殊な顔料で記された題名が、暗闇の中に浮かび上がっていた。
『忍術指南書』、と――。
東新宿警察署の沢田欣珠(よしみ)は、先輩刑事の多胡武夫と売買春の現場を押さえるべく、網を張っていた。
人身売買、ひいては、新型の違法薬物《ブルー》を製造・密売する反社組織を一網打尽にするためだ。
しかし、欣珠は容疑者を追っている最中、不意を突かれて何者かに拉致されてしまう。
偶然現場に通りがかった、警務課の工藤啓太郎は逃走車両の追跡を開始。
首尾よく救い出し、欣珠の自宅まで送るが、アパートが火事で近づけず、ふたりは戸惑う。
まさか、反社組織の仕業なのか……。
女性警察官僚からの密命を帯びた工藤は、一体どう動く?
巨悪を狩るため陰に生きる、日の目を見ぬ現代忍者の隠密捜査が、今ここにはじまる!
【編集担当からのおすすめ情報】
「公家武者信平」「「浪人若さま新見左近」シリーズで超絶人気を誇る時代小説作家が初めて筆を執った、究極の警察エンターテインメントです!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
11
この作者さんは私の中では時代物をかく作家さんというイメージがありましたが、今回は忍者×警察と言う新しい切り口だったのでとても新鮮な気持ちでした。しかも、交わって共闘したら絶対に面白い組み合わせなうえに、見た目は冴えないおっさんなのに、要所要所で地味に凄さを発揮して周りをサポートしてるけど、分からない人には分からない所が忍者なんだよね。謎の女上司も気になる所ですが、まだまだ彼の活躍を読みたいのでシリーズ化希望です。2025/11/24
ICHI (atomic)
3
初作家 警視庁の密命を果たす、闇に紛れる忍びの者 和製バッドマンとミッション: インポッシブルを融合させたかのような主人公で、一連のドラマを観ているかのようでワクワクしたし面白かった🥷続編が刊行されたら良いな〜これは癖になる良い味が出てる本。2025/12/11
ohion
3
エンタメとして楽しめた。映像映えしそうと思ったのはわたしだけでしょうか。ドラマとか映画に向いてそうなライトな活劇小説。2025/11/03
万論
3
思った通り面白かった。Jと似て非なり。これからシリーズ物になるのかな?2025/10/05
まり
2
マンガみたいで面白かった。2025/11/30
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