出版社内容情報
魔女(妻)と黒猫(夫)のお仕事とは?
この世界では、魔術を研究する女性のことを「魔女」と呼ぶ。そして、旅する魔女アン・ドーシーは、百体の悪魔と契約してその力を使うという「悪魔喰いの賢者」――大魔道士クロムウェル・ドーシーの一番弟子だ。
国際魔術協会からの要請で、プロメリア王国の第三王女エリカの教育係として派遣されたアンは、使い魔の黒猫ルドを肩にのせ、王宮内に足を踏み入れる。ちなみにルドは人語を喋る猫で、アン曰く「夫です」。冗談ではなく、真面目な話だ。ルドは呪いをかけられて猫の姿になっているが、真実、アン最愛の旦那様なのである。
さて、プロメリア王国の王子王女にとって、教育係は重要な権威の象徴で、どれほど質の良い人材をどれほど多く抱えるかで王族の中での立場が決まる。しかし問題のエリカは、その頭の良さと性格のキツさと乱暴ぶりで、これまでありとあらゆる教育係を累計百人もクビにしてきた問題アリの王女だ。ついに百一人目として派遣されたアンも、最初はエリカの塩対応に晒されるが、それを上回るアン自身の変人ぶり(本人に自覚なし)で徐々に高慢姫の心を溶かし、意外にもすっかり懐かれてしまうが……。胸躍る傑作西洋風ファンタジー!
【目次】
内容説明
旅する魔女アン・ドーシーは、百体の悪魔と契約しその力を使う「悪魔喰いの賢者」―大魔道士クロムウェル・ドーシーの一番弟子だ。さて、ブロメリア王国の第三王女エリカの教育係として国際魔術協会から派遣されたアンは、使い魔の黒猫ルドを連れ、王宮へ足を踏み入れた(なお、呪いで猫の姿になってはいるが、ルドは正真正銘、アン最愛の旦那様だ)。エリカはこれまで百人もの教育係をクビにした問題アリの王女。百一人目のアンも当初、猛烈な塩対応をされるが、それを上回るアン自身の変人ぶりで姫の心を溶かしてゆき…?胸躍る西洋風ファンタジー!
著者等紹介
宮野美嘉[ミヤノミカ]
広島県出身。第五回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞を受賞し、2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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