出版社内容情報
美人妻が三人も溺れ死に? 殺しの香りが!
水茶屋〈花蝶屋〉の看板娘・お蘭は、一言も聞き漏らさないよう耳をそばだてた。
「このひと月ほどで、美しい人妻が立て続けに三人も殺された。みんな溺れ死んだ姿で見つかったが、殺しに間違いないだろう」
探索中に立ち寄ってくれた、常連の定町廻り同心・沢井勝之進から事件の見立てを聞いていたのだ。
それから間もなく、殺された美人妻・お静の夫で、日本橋の飛脚問屋〈はやて屋〉の主人・宗助が頼み人として、仇討ち屋〈闇椿〉の隠れ家に現れた。
仕事を引き受けた看板三人娘のお蘭・お藤・お桃、そして〈闇椿〉仲間たちは調べを進めていくうち、人妻はみな爪紅をつけていたと気づく。
一方、鍼灸医の桂雲は、未練が残る元妻・鶴代の足の爪を見て、胸騒ぎを覚えていた……。
花蝶屋の主人・お稲や元同心の須賀辰雄、鍼灸医の桂雲、美男双子の岡っ引き六助と七弥とともに、看板三人娘が美人妻殺しを成敗する!
話題の作家が贈る新シリーズ、依依恋恋の第二弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
シリーズ第1弾は発売即大増刷! 2021年、第10回日本歴史時代作家協会シリーズ賞を「はないちもんめ」「はたご雪月花」シリーズで受賞した、押しも押されもせぬ実力派。「お葉の医心帖」「深川夫婦捕物帖」「小鍋屋よろづ公事控」シリーズで人気沸騰中!
内容説明
このひと月ほどで、美しい人妻が立て続けに三人も殺された。みんな溺れ死んだ姿で見つかったが、殺しに間違いないだろう―水茶屋〈花蝶屋〉の看板娘・お蘭は、探索中に立ち寄ってくれた、常連の定町廻り同心・沢井勝之進から事件の見立てを聞いていた。間もなく、殺されたお静の夫で、飛脚問屋の主人・宗助が頼み人として、仇討ち屋〈闇椿〉の隠れ家に現れる。お蘭は、お藤やお桃たちと調べを進めていくうち、人妻はみな爪紅をつけていたと気づく。その頃、鍼灸医の桂雲は、未練が残る元妻・鶴代の足の爪を見て、胸騒ぎを覚えていた…。依依恋恋の第二弾!
著者等紹介
有馬美季子[アリマミキコ]
2016年、『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』で、時代小説デビュー。21年に、「はないちもんめ」「はたご雪月花」の両シリーズで、第十回日本歴史時代作家協会賞文庫シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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