出版社内容情報
ぬか床に隠された、母のやさしい素顔
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ島を訪れた槙生。職を失ったばかりの槙生は、自分より年下の母の夫・伊吹と出会い、しばらく家に住まわせてもらうことに。生前母が営んでいた「スナックかえで」を手伝いながら、祖母から引き継いだぬか床で漬けたぬか漬けを常連客たちにふるまううちに、槇生は母の意外な素顔を発見する。
「ぬか床の中には神様が住んでいて、優しく語りかけることで味がまろやかになる」──。
人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。一編一編、読み進めるごとに心が温まっていく感動作。
【編集担当からのおすすめ情報】
平野レミさん&上野樹里さん母娘が推薦コメントを寄せてくださいました!
「血がつながらなくても、味でつながれる。肩肘はらなくていいのよ」
──平野レミ(料理愛好家)
「人生も美味しい糠漬けになぁれ!菌活も人間関係も複雑で奥深い」
──上野樹里(女優)
内容説明
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ島を訪れた槙生。職を失ったばかりの槙生は、母の元夫で自分より年下の伊吹と出会い、しばらく彼の家に住まわせてもらうことになる。生前母が営んでいた「スナックかえで」を手伝いながら、祖母から引き継いだぬか床で漬けたぬか漬けを常連客たちにふるまううちに、自分のことを愛していないと思っていた母の意外な素顔が見えてきて―。人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。読み進めるごとに心と体が温まる感動作。巻末には特別短編を収録!
著者等紹介
古矢永塔子[コヤナガトウコ]
1982年青森県生まれ。弘前大学卒業。2019年『七度笑えば、恋の味』で第一回日本おいしい小説大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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坂城 弥生
えみちゃん
読書好き・本屋好き堂
陽ちゃん
ごま麦茶