出版社内容情報
豪州発、姉妹をめぐる新感覚心理スリラー
シングルマザーに育てられたファーンとローズの双子の姉妹は、12歳のときに母親がオーバードーズで入院、それからは里親を転々として生きてきた。2人には、決して人には言えないある秘密があった。
現在は地元の図書館で働くファーン。人混みや騒音や特定の匂いが苦手で、規則正しい生活を好み、28歳のいまも、結婚したローズと週に3回、夕食を共にしている。
ある日、ローズの不妊の悩みを知った彼女は、自分が代わりに出産することを思いつくが…。
双子姉妹それぞれの視点で繙かれ歪む真実と虚偽。不穏と癒やしが混在する、NYタイムズベストセラーリスト入りの豪州発新感覚心理スリラー!
【編集担当からのおすすめ情報】
アメリカ、イギリスでも人気の高いオーストラリアの作家サリー・ヘプワース。本作は彼女が2020年に発表した7作目の小説です。
発達障害があると思われる図書館員のファーンの視点の章と、結婚した後もファーンの世話を焼き続けるローズの日記の章で構成される本作は、ローズの不妊の悩みをファーンが知ったことから、過去の2人の秘密を抱えながら大きく物語が転がっていきます。
読み進めるうちに徐々に不穏さが増し、気がつくとページをめくる手が止まらなくなってしまうミステリー小説である一方で、ファーンの独特の視点や周囲とのユニークなやりとりには、どこかほっこりさせられる魅力もあり、イヤミスとヒーリング小説の要素が混在するという、とても不可思議な作風となっています。全米発売後たちまちNYタイムズベストセラーリストにもランクインした傑作、ぜひお楽しみください。
内容説明
シングルマザーに育てられたファーンとローズの双子の姉妹は、十二歳のときに母親がオーバードーズで入院してから里親を転々として生きてきた。二人には、決して人に言えないある秘密があった。二十八歳のいまは地元の図書館で働くファーン。人混みや騒音や特定の匂いが苦手で、規則正しい生活を好み、結婚したローズと週に三回、夕食を共にしている。ある日、ローズの不妊の悩みを知った彼女は、自分が代わりに出産することを思いつくが…。姉妹それぞれによって繙かれる記憶と、歪む真実。不穏と癒しが混在する、豪州発新感覚心理スリラー!
著者等紹介
ヘプワース,サリー[ヘプワース,サリー] [Hepworth,Sally]
1980年生まれ。オーストラリア・メルボルン在住。2015年、第二子妊娠中に執筆した二作目の著書『The Secrets of Midwives』が国内外で高く評価される。米国でもベストセラーとなった本作『グッド・シスター(The Good Sister)』(2020)のほか、九作の小説を発表し、三十以上の言語に翻訳され、世界中で二百万部以上を売り上げている
梅津かおり[ウメヅカオリ]
山口県(周防大島)生まれ。翻訳者。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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