小学館文庫<br> イシュタムの手―法医学教授・上杉永久子

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小学館文庫
イシュタムの手―法医学教授・上杉永久子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094073669
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

現役解剖技官が描く、リアル法医学ミステリ

大学受験に失敗し、東京の実家を出て秋田医科大学に進学した南雲瞬平。ある出来事をきっかけに、大学卒業後は博士課程に進み、法医学教室に所属している。秋田県内で発見された異状死体の法医解剖は全てここで行われる。上司の上杉永久子教授は自殺研究の第一人者だ。抜群の解剖技術と観察眼を持ち、死者と死者を見送る者への敬意を尊重する一方、その想いが先走り、周囲を振り回すこともたびたびだった。
年末、運び込まれてきたのは二体の焼死体だった。高齢で寝たきりの妻とその夫とみられる。無理心中事案と思われていたが、上杉は両者の臓器に似たようなポリープがあることに着目、警察にある指示を出した。これにより、意外な事実が明らかになり――。
一家の食中毒事案、生後二か月の乳児の死亡事案、夏祭りでの毒物混入事案、そして、南雲の過去に起きたある人物の死にまつわる衝撃的な出来事。常識に縛られない上杉と、執刀医を目指す南雲のコンビが事件の真相に迫る。
現役解剖技官が描く、司法解剖のリアル。そして、自然豊かな秋田の風物や風景。圧倒的な描写力で、私たちの隣にある「死」について深く考えさせられる、新たな領域に踏み込む法医学ミステリ。


【編集担当からのおすすめ情報】
著者の小松亜由美さんは、現役の解剖技官にしてミステリマニア。解剖シーンのリアルさは右に出るものなしです。出身地である秋田県の方言やご当地ものの、ユニークな描写も秀逸。唯一無二の法医学ミステリ、ぜひお楽しみください。

内容説明

秋田医科大学博士課程一年の南雲瞬平が所属する法医学教室では、県内の異状死体の法医解剖全てを担う。指導教官の上杉永久子は卓越した解剖技術と観察眼を持つ一方、突飛な行動で周囲を振り回すこともたびたびだった。年末、運び込まれたのは二体の焼死体。高齢夫婦の無理心中と思われたが、上杉は両者の臓器が似た症状を示していることに着目、警察にある指示を出した。これにより意外な事実が明らかになり―。現役解剖技官が描く、司法解剖のリアル。自然豊かな秋田の風物や風景。注目の作家が、圧倒的な筆致で新たな領域に踏み込む法医学ミステリが登場!

著者等紹介

小松亜由美[コマツアユミ]
秋田県大仙市生まれ。東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科を卒業し、臨床検査技師免許を取得。現在は某大学医学部法医学教室に所属、解剖技官を務め、多くの異状死体の解剖に携わる。2019年、『誰そ彼の殺人』(幻冬舎)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

136
秋田医科大学博士課程一年・南雲瞬平が所属する法医学教室の日々。指導教官・上杉永久子教授と後輩・鈴屋、永久子の夫で歯科医の英世、県警警部・熊谷がまぁいわゆるチームとして連作5話。瞬平と永久子、それぞれの抱える過去が切ない。現役の法医解剖技官が描く本作。もう少し続きが読みたい。2024/08/09

えみちゃん

26
初読みの作家さん。帯に惹かれて購入。私の中で法医学の権威というとやっぱり死神女史と光崎教授だよね。そこに新たなる権威が登場?こちらもなかなか突飛なお方のようでワクワクしながらページをめくりました。現役の法医解剖技官ということで解剖シーンがめちゃくちゃリアル!正直、ものすごく生々しいけどこの朴訥な秋田弁が雰囲気を和らげる⁉のかな?笑っ。どのお話も意外性に富んでいてとてもおもしろかったです。そのなかでも南雲の親友香西の話が特に印象的でした。どちらかというと身内に対して劣等感いっぱいで少々やさぐれぎみだった2024/09/15

20
この作家さん、既読の作品でも感じたけど、本職さんとのことで描写が…、像になってしまうのは良いのか悪いのか。法医学って奥深いですね。シリーズ化して欲しいです♪2024/10/21

Jam

7
著者は実際に法医学者でもあり、解剖のシーンなどはなかなかリアルである。事件や事故、死因不明の遺体の真実を解剖を通して明らかにしていく訳だが、詳細がわかるとやりきれない気持ちになってしまうこともある。<イシュタム>の意味をわかって読むと納得できる。人間ドラマだ。2024/08/16

ICHI (atomic)

6
初作家、現役解剖技官が描く 法医学教授上杉と執刀医を目指す南雲のコンビが事件の真相に迫る… さすが!解剖プロセスに重きを置いているので細やかな描写が凄い。犯人やその背景が霞んでしまうくらいに…後半から面白く感じた2024/08/26

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